Blog大草直子の毎日AMARC
前回のコラム、お読みくださった方、ありがとうございます。最後、何だか急いで「じゃ、次回に!」みたいな感じになっていましたよね(笑)。すみません。空港で書いていました。出発のアナウンスが流れ、「え、そんな時間?」と慌ててゲートに向かったのでした。このコラム、あまり書き溜めたくなくて。その時々に感じたことを、生ものでお出ししたいなあ、と思っているので、お許しください。
さて、末っ子のマヤ。ここ数か月体調もすぐれず。その不調も、きっと、今までずっと我慢してきたことや、たまっていたストレスや。もしかしたら重なった不安なんかもないまぜになって、身体に出てしまった感じでした。長い出張が毎月あり、しっかり話を聞いてあげられなかったこともあったのかな、と今になって思います。強がりで繊細で。明るくて自信がなくて。見た目や第一印象とは違う末っ子の「壊れやすい何か」を、うすうす気づいてはいたけれど。今回は、その普段は見えないものを、絶対にすくいとってあげないと、と私も焦ってしまいました。夜の会食は、事情を話してリスケさせてもらったりしましたが、とにかく時間がない。仕事のアポイントや予定を詰め過ぎ。これも、今後の課題にしなくては、という気付きになりましたが、なかなか事態が好転せず。
今までは、小さく少しずつ表に出てきたことが、今回ばかりはどかんと。何度、「ああ」とくずおれそうになったことか! けれど、何かをフィックスするのに遅すぎることは絶対にないはず、と自分を励まし。できることを全てやろう、と思ったのが今回の2人旅です。
家族全員になると、どうしても1人に向けるアテンションが小さくなってしまう。もしかしたら、自分がやるべき役割を、夫や長女に頼んでしまったりもするかもしれない。それを避けたく、とにかくたくさん話をし、笑って泣いて――末っ子に集中する、今年の夏休みにします! 理解をしてくれた家族に感謝。こんな不安定な状況を受け入れてくれたハワイの妹家族に感謝。ただでさえ不在がちなのに、お休みを取らせてくれたスタッフにも感謝。
そう。「遅すぎる」「手遅れ」は絶対になく、「あの時ああだったら」と考えることはナンセンス――信じたことを実感できる旅になりますように♡ と思っています。こうして迷うこと、ただし次の瞬間には、我が子のために立ち上がって走り出すことも、母親の本懐かもしれません。