週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
街のイルミネーションが澄んだ空気に映える……。さぶい、そしてあわただしい12月になりました。お客様を招いたり、家族が集まったりする機会が多い季節。今月は、忙しくても作れる&おもてなしにも胸をはって出せるお料理をご紹介します。もちろん、3×3です。
1回目は、クリスマスにもぴったりなロールチキン。さて、チキンになにを巻くか?
ドライプルーンを巻いて、手間いらずながら、ぐっとあか抜けたロールチキンに。お客様にも一目おかれそうです(当社比)。ドライアプリコットや干し柿にするのもおすすめ。いっしょにクルミを巻き込むのも◎
生クリームだけど、さっぱりとしたソースが大人っぽく仕上げてくれます。
ロールプルーンチキン
【材料( 2人分 =1本分)】
・鶏もも肉 1枚
・プルーン 6粒
・生クリーム 100cc
〈調味料ほか〉
塩 小さじ1/2
白ワイン(または酒)大さじ2
水 カップ1(鍋の大きさに寄るので、レシピ参照)
胡椒 適量
【レシピ】
1.もも肉を広げ、厚みがあるところは、切り込みを入れて開きできるだけ平らにする。 上に塩の半量をふり、プルーンを並べ、巻く。 巻き終わりを爪楊枝でとめる。
2.この巻き終わりを下にして、鍋に並べて、白ワインを入れ、水を半身浴くらいまで注ぎ、蓋をして、中火にかけ、 沸いたら火を弱め15、6分煮る。上下を返してさらに、5分ほど煮て火を通す。
3. チキンロールを 取り出して、残ったスープを、蓋をせずに、5分ほど煮つめる(最初の半分くらいになる)。生クリーム、残りの塩、胡椒を入れて、ふつふつとわいたら火を止め、皿に並べた2にかける。
※チキンロールは楊枝を抜いて食べやすい大きさに切る。
※あればピンクペッパーをふる。パセリやタイムでも。
Naoko’s comment
プルーン! 誰にも信じてもらえないけど、ひどい貧血なので良さそう♡ チキンとプルーン! なんという想像力と創造力。りこさんの料理の解釈は、愛に溢れているなあ。食材に食べる人に。何より自分に。愛がいっぱい!
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たモダンなエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『きょうから、料理上手』など、著書多数。すきあらば旅!で、ワインや日本酒、調味料の蔵、市場、レストランをめぐる旅をしている。無類の食いしんぼうで、通いつめる台湾では1日8食?! そのおススメが1冊の本になりました。『食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾』(ぴあ、12月9日発売)おいしいだけじゃない台湾、とくに台北の魅力がたっぷりです。
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