
3月はこんなに気持ちが揺り動かされる季節だったのかと、このタイミングになると思います。
9年前、まだ0歳だった末っ子に「ミルクを作るでしょう」とミネラルウォーターを持ってきてくださったご近所さん。「大草さんなので、安心して行く」――「状況的に難しければ、撮影を一度延期します」と連絡した私に、モデルが言ってくれたフレーズ。
人の。言葉の。思い合う気持ちの。
自分を助けてくれた「さまざま」を、もう一度思い出すように。
そして、なぜ今、ここに、こうして「存在しているのか」を、もう一度考えるように。
今年の3月も来年の3月も、9年前の3月も――忘れずにいようと思います。