週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
STAYHOMEに、自家製、どうでしょう?
なにしろ、6月は自家製シーズン。らっきょう、山椒、新生姜、そして、上半期最大の自家製祭り、梅の季節!
梅仕事の中でも、気軽に作れて、1週間ほどで飲み始められる、梅シロップはビギナーさんにおすすめです。
爽やかな酸味が鬱陶しい季節に元気をくれます。また、梅の疲労回復成分も、疲れやすくなる夏場に嬉しいですよね。
朝は、あえて身体を冷やさないお湯割り、おやつタイムにはソーダで梅スカッシュに、夜はハイボールにINしても楽しめます。アルコ―ルはなしなので、お子さんも喜んでくれるはず!
自家製梅シロップ
【材料】
・青梅 1kg
※青梅で作ればすっきり。6月10日ごろからでてくる完熟梅でつくると香りがふくよかに。
・黒砂糖(粉末)またはキビ砂糖 800g
※コクがでるので、おすすめですが、上白糖でも。その場合、700gほどで。
※2.5ℓから3リットルの保存瓶が必要です。
【レシピ】
1.梅は洗って、竹串などでヘタを取り、ボウルに入れ、かぶるくらいの水につけて10分おき、水気をしっかり切る。ポリ袋(保存袋)に入れて、冷凍室で24時間~2日、冷凍する。
2.1を解凍ぜず、カチンコチンのまま瓶に入れて、上から砂糖を全量入れる。(すべて入りきらない場合は、2,3時間後、様子をみて。砂糖が溶けて入るようになります。)
3.蓋をして、冷暗所に常温で5日ほどおくと、砂糖が溶け、梅からエキスが出てくる。
梅の実を取り出して、シロップは保存容器に保存します。ソーダで割ったり、お湯割りにして楽しみましょう。お醤油に少し垂らして、変わり醤油にするのもおすすめ。取り出した梅の実は、ジャムにするのがおすすめです。
【ご参考まで】
~梅ジャムの作り方~
・梅シロップで使った梅、または梅酒の梅、200g(20粒ほど)
・キビ砂糖 120g
・梅シロップ、または梅酒 大さじ2
1.梅の種を取り、果肉は細かくたたく。
2.鍋に1を入れ、梅シロップと、砂糖も加える。中火にかけ、3,4分してくつくつと沸いてきたら、火を弱めて、焦がさないようにときどき木べらで混ぜながら、10分煮る。
Naoko’s comment
今まで、母が何度も〜〜漬けを腐らせる! のを見ていたのでトラウマがありましたが(笑)。年齢的なことなのか、今年はこの湿気が辛く感じるタイミングもあるので、6月10日以降の完熟梅でやってみようかな♡ いつもリアルな一口アドバイスをありがとうございます。
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たモダンなエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『きょうから、料理上手』など、著書多数。3月と4月は毎週土曜日の「キューピー3分クッキング」を担当・出演中です。また、すきあらば旅!で、通いつめる台湾への愛が高じて1冊の本になりました。「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)おいしい!はもちろん、台湾の歴史やおすすめの本などもあり。あたらしいガイド本です。
Instagram @yamawakiriko