Everyday happy大草直子の毎日AMARC

2020.09.20

38歳の時の写真。 バタバタで全く余裕がなかった頃

これは、末っ子のマヤを自分の38歳の誕生日に産んで、退院する日の光景。日南子は10歳、リオは5歳の頃。懐かしいなあ~~~。当時は、『Grazia』やほかの雑誌、そして通販誌全体のディレクションや撮影、書籍執筆と目が回るほど忙しかった。そして子供たちもまだ、様々なケアが必要だったから、まさに記憶がなかったことだけ覚えています(笑)。

毎日、子供たちのピックアップに夕飯の支度を誰がするのか。早朝ロケの時、誰が幼稚園や保育園に送っていくのか――。こんなことが頭の中を占め、夫と調整できない朝は、もうてんてこまい。実家の母が朝5時に来て、それぞれが違う時間帯に違う場所に行く子供たちにご飯を食べさせ、連れて行ってくれました。

今思うと、綱渡りだったけれど、よくやったなあ(笑)。

どうしてここまでやったのかな、48歳の今は同じことはできないな。体力があるって、素晴らしい(笑)。

30代は、働く女性にとって、大きな転換期。結婚する? 出産は? 仕事は続ける? 続ける場合、どんな働き方で?

フリーランスの私もそうでした。生活のため、ということが大前提でありながら、どうしてもキャリアをストップしたくなかった。その選択肢はもとよりなかったんですね。どうにかして続ける方法、仕事、子育て、家族との時間――バランスを取りながら、すべてを諦めたくなかった。ただし、友達との時間、テレビを観る時間、リビングのソファで一息つく時間、ゆっくり朝ごはんを食べる時間は、「うんと後の未来にとっておこう」と決めていました。

そして、今「うんと未来の今」。まあまあ、こんな時間は取り戻せています。もちろん、時間のやりくり、という以外の進学や学校での色々なトラブルや、誰かが具合悪くなったり、誰かが反抗期になったり、と違う悩みや問題はありますが。

もし、このAMARCを読んでくださっている方で、私の10年前の状況のような方がいたら、こう声をかけたいな。

「10年後の今は決して悪くないし、むしろ、最高に楽しい。それは子育てだけではなく、絶対に手放さなかった仕事もそう」と。

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