Blog 大草直子の毎日AMARC

隣りの人に声を掛けそうになった夜。
「その会話アウトですよ」

先日、友人たちと食事に行った時のことです。私たちは女性3人。ほぼ同年代。よく行く大好きな「おしゃれな居酒屋」でした。コスパが高くてとにかくおいしいので、常に満席で、場所柄か、ファッション関係の人も多く、行くと必ず誰かに遭遇する場所です。野菜たっぷり、そして醗酵食も多く女性がほとんど、だったのですが、最近は、近くの会社員でしょうか、男性同士のグループや、男女の団体も最近は見かけるように。この前は、個室がとれなかったので、奥のお座敷(掘りごたつ式(笑))に通されたのですが。なかなか、びっくりすることが、その後起きるわけです。隣りは男性3人、女性2人。女性たちが下座に座り、男性は並んで上座。そうね、年の頃は、女性たちが30代前半? 男性は20代から40代まで、といったところ。同僚なのでしょう、最初は会社の話をしていたのですが、お酒が入り、どんどんエキサイトしてきたんです。かなり性的な、きわどい話をし始めたのです。女性たちは戸惑っているようでしたかが、慣れているのか、なんとなく流す――と言った感じで。

けれど、途中聞くに堪えない話になり、私たちは、思わず自分たちの会話を中断して、顔を見合わせること数回。背もたれのない下座に座っていた女性の1人が、後期の妊婦さんだったことが発覚。男性たちにはお子さんもいたようで(そのくらい、会話が筒抜け)、奥さんの妊婦時代を見ていたのに、自分たちが背もたれのある椅子に座ることにびっくり。何度も重ねますが、私たち、久しぶりに会った3人だったので、積もる話もあったんですよ。隣りの話を聞きたいわけじゃなかったのに。あまりに大きな声で「えげつない話」をするもんだから、もう、すっかり落ち込んでしまったのですよ。最初は、もうワクワクと、あの話をしたい、この話も聞きたいと思っていた3人でしたが、隣りの人たちの会話って、こちらのムードにまで影響するんだな、と。私たちからしたら、公害でした、正直。そこが、みんながカジュアルに楽しむ場所だ、ということを差し置いてもね。

実は、今までも、こういった場面がありました。20歳そこそこの娘と行ったいきつけの寿司屋で、隣りの男性2人が、またかなり卑猥な話をし始め、会話は当然筒抜け。母親として、そんな話を聞かせたくないのと、子供には安全な場所を作ってあげたい、という気持ちがあったので、食事の途中で帰ることにしました。よほど声を掛けようかな、と思ったのですが、カウンターに座るほかのみなさんも嫌な思いをするし、大将に注意してもらうのもどうなんだろうと逡巡し。ストレスに思う場所からは離れる、と決めているので帰ったのです。結局何年も通っているその寿司屋はそれきりになってしまいました。だって、おいしい寿司屋って、味だけではなく、座る人たちのバイブスが作るものだから。

今回は、私たちもいい大人だったので、よほど声を掛けようかと思いました。「まず、困っている女性たちの前で、そういった話をするのはハラスメントです(途中、さすがに1人の女性が、それ通報ものですと言っていた)」「みんながある程度のマナーをもって楽しむ場所で、私たちにとっても迷惑です」彼らが先に帰った後、脱力した私たち。「注意すれば良かったかな?」

みなさんなら、どうしますか?