週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。

お弁当のおかずを……というリクエストをいただいたので、まずはおいなりさんを、1×3で。おあげさんは、少し多めに炊いておくと、刻んで青菜と煮たり、ごはんにまぜたり、なにかと便利です。おあげの煮汁を活かして一緒に、小さなおかずも作って、つめてみました。
4月から家族のお弁当が始まるという方も、置き弁や塾弁を作る方も、いらっしゃいますよね。自分が疲れてしまわないように、ムリなく。茶色弁当バンザイ、同じおかずバンザイ、です。
お弁当いなり
【材料(横につめた、小松菜、卵も )】
・油揚げ 3枚
・小松菜 4わ(半分に切る)
・ごはん 1膳強
【調味料ほか】
★醤油 大さじ2
★みりん 大さじ2
★酒 大さじ2
★きび砂糖 大さじ1/2 (甘いのが苦手な方は、砂糖なしで、上白糖は少し減らして)
【レシピ】
1.油揚げは半分に切り、口をひらく(煮た後に開きやすいように口を返しておくとよい)。熱湯にさっとくぐらせ油分を抜く。
2.フライパンに★を入れてさっとまぜ、1を並べ、中火にかける。わいてきたら蓋をして4~5分煮る。小松菜を、空いているところに入れて、蓋をしてさらに1分ほど煮る(写真参照)そのまま冷ます。

3.2が冷めたら、口をひらき、ごはんをつめる。内側を表にしたものも作ると見た目と食感のバリエーションに。お弁当箱に入れ、小松菜を隙間に入れる。
※卵1個の卵焼き:卵 1個、水 大さじ1、塩 ひとつまみをよく混ぜ合わせ、熱いフライパンに流して焼き、折りたたみながら成型する。
※炊いた揚げは、冷蔵庫で3日保存可能。
Naoko’s comment
我が家も今週から、お弁当3つが始まります。3つ、初めてかも。2つがマックスだったけれど(笑)。おいなりさん、良いですねー。茶色お弁当、良いですねー。りこさんの言葉で、どれだけのお弁当メイカーが楽になるか!
Profile

山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。また、旅好きで、最近は特に台湾ラブ。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と台湾に関する書籍も多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko