Blog大草直子の毎日AMARC
週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
白菜が出そろってきました。注目すべきはうま味成分、グルタミン酸の多さ。
グルタミン酸は母乳にも含まれているうま味成分。癖がなく優しいうま味で、昆布やトマトにも多く含まれています。白菜は、このうま味があるからこそ漬物にもスープにもよく使われるのでしょう。
旬を迎えて、今こそ食べたい白菜。1/4個使い切るレシピをご紹介します。しかも、フライパン一つでできますよー。
※フッ素加工(テフロンなど)のフライパンを使ってください。
【材料(作りやすい分量。3、4人分)】
・白菜 1/4個
・ツナ缶 1缶(大サイズ 140g)
・牛乳 200ml
【調味料ほか】
・小麦粉(薄力粉) 大さじ2
・酒 大さじ2
・バター 10g(有塩でOK)
・塩 大さじ1/2
【レシピ】
1.白菜は下半分の白い硬い部分は1センチ幅に、葉は3センチ幅に切る。 ツナ缶の油を切る。
2.フライパンに白菜の硬い部分、酒、塩を入れて中火にかけ、蓋をして7、8分蒸し煮する。ツナ缶とバターを入れ、バターが溶けてきたら火を弱めて、小麦粉を全体に振り入れて、さらにからめるように炒める。
3.全体になじんだら、牛乳を2回に分けて入れ、そのつど混ぜる。スムーズに混ざったら、残りの柔らかい部分の白菜も加え、蓋をして5分ほど煮る。ふつふつと沸いてきたら、蓋を取り、ざっくり混ぜながら、白菜がしんなりして、好みのとろみになるまで加熱する。
※牛乳はわけて様子を見ながら入れてください。
※白菜のやらかい部分を入れると鍋がいっぱいになりますが、すぐにしんなりしてきます。
※次の日、マカロニを入れたり、パスタに絡めても。また、耐熱皿に入れ、チーズをのせて焼いてもおいしいです。
Naoko’s comment
こ、こ、こ、これー! 白菜、とろみ、ご飯に合う。私の3大好き要素。すぐにやる。我が家は朝からしっかり食べるので、朝ごはんでも良いかもしれません。器も、相変わらず可愛い♡
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この10月には新刊『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)を刊行。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)や、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
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