週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
寒くなってくると、生の野菜やフルーツより、少し火が入ったものが恋しくなります。
たとえ、冷たくても……なぜなのでしょう。
そこで、ちょっと持て余すことのある、みかん(私だけか?)を、柿といっしょにコンポートに。みかんの酸味でレモン汁いらず、でできます。
オレンジという色を共通項に、ふたつのフルーツというのが、柿とみかんをぐっとあかぬけさせてくれるので、家族のクリスマスや、家族同然の友のおもてなしにも◎かと思います。
柿とみかんのコンポート
【材料(4人分くらい)】
・柿 2個
・みかん 2個
【調味料ほか】
・キビ砂糖 大さじ4
※黒砂糖やキビ糖がおすすめ。上白糖やグラニュー糖の場合は、すこし少なめに。
・ラム酒(なければ、白ワイン、梅酒なども合う) 大さじ2
【レシピ】
1.柿は皮をむいて、あれば種を取り、大き目のひと口大に切る。みかんは固い外皮をむいて、半分に切る。鍋(フライパンでも)に入れて、砂糖を全体にふりかけ、30分ほどおく。(最低30分、一晩おいてもOKです)
2.1にラム酒を加えて中火にかけ、ぐつぐつしてきたら火を弱めて、やさしくかえすようにまぜて、10分ほど煮つめる。そのまま冷ます。
※冷めてからがおいしいです。アイスクリームやギリシャヨーグルトに添えても。トーストにのせるのもおすすめです。
Naoko’s comment
先日、りこさんのスタジオにお邪魔したときに出して頂いたのが、みかんのコンポート。びっくりするほど美味しかった! なるほど、柿を一緒に。「オレンジ色の洪水やー」目にも美味♡
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この10月には新刊『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)を刊行。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)や、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)、と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko