週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。

日本の冬の風物詩?白菜漬も、3ステップで作りましょう。本来は、干してから下漬けして、本漬けします。こちらは簡易版ですが、しゃきっとしておいしいですよ。
また白菜漬を自家製と言うと大量につくるイメージかも?でも、たくさん作ると手間も時間もスペースも必要なので、まずは、4人で食べる分くらい、1/4個でつくってみましょう。気に入ったら、また作ればいいのです。
4日くらいで浅漬けとして、10日ほどおくとぐっと漬かった印象に。10日すぎたら、冷蔵庫に保存して、3週間くらいで食べきってください。
白菜レモン漬け
【材料】
・白菜 300g(1/4個)
・塩 大さじ1(白菜のおよそ5%です)
【調味料ほか】
*レモン 半個(できれば国産のもの)
*塩小さじ 1/2
*酢 小さじ1
【レシピ】
1. 白菜は、葉を1枚ずつばらばらにして、よく洗う。半分の長さに切る。ポリ袋に、白菜と塩大さじ1を入れて、袋を閉じ、よくもみこむ。ボウルなどに袋ごとおいて、上から重石(2kgくらい)をしてそのまま1日おき、ポリ袋から出してぎゅっと絞る。

2.レモンは皮ごと薄切りする、種は取り除く。*と1を別のポリ袋に入れて(写真参照)、袋を閉じてもみ、再びボウルなどに袋ごとおいて、上から重石をして、3日おく。

3. とりだして、保存容器に入れる。
※冬の寒い部屋なら常温でOK
※取り出すときは、清潔な箸やトングで。
※10日過ぎたら、鍋にいれたり、餃子の肉だねにいれるのもおすすめ。
※2で、鷹の爪や、昆布をいれるのもおすすめです。
Naoko’s comment
りこさーん、本当に大好き。レモン! そうか、重石にすれば良いんだ。ほかにあるかな。日本酒かワインか焼酎瓶か。全部お酒だな。りこさんの、この可愛らしい想像力が好き。白菜も大好き。冬は常備している! すぐにやってみる!
Profile

山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この10月には新刊『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)を刊行。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)や、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)、と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
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