週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
今日、2月24日は、この連載から生まれた本、「毎日食べたい かんたん3×3レシピ 」の発売日、うれしい! 早いエリアでは、書店にも並んでいるかな。副題は、「疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成!」
忙しい中でも、作って下さり、「作ったよー」とか、「カンタンで嬉しい」という声をお寄せいただいた皆さんのおかげで本が生まれたと思っています。未発表のレシピもいろいろ掲載しました。どうぞよろしくお願いいたします。「#33レシピ」で、つくれぽも、お待ちしております!
そこで今日は、この連載らしいなって思う、旬のもの、シンプル、ヘルシー、かんたん、そしてなんかちょっとシャレてる?レシピを。主役は旬を迎える新じゃが。九州産をよく見かけるようになりましたよね。わがふるさと長崎はじゃがいもの生産量日本2位(もちろん1位は北海道)。煮崩れない系のジャガイモが得意で、新じゃがもとってもおいしいです。
タンパク質、ビタミン、食物繊維、と3拍子揃ってバランスのいい、アスリートのおやつにもぴったりの1品です。1個のじゃがいもをおいしくレンチンするコツも最後に追記しますね。
新じゃがアボ納豆
【材料(2人分】
・新じゃが 1個 (100g、新じゃがは少し小さめです。)
・アボカド 1個 (完熟)
・納豆 1パック
【調味料ほか】
・塩 小さじ1/2
・酢 小さじ1(レモン汁もおすすめ)
【レシピ】
1.じゃがいもは皮ごとゆでるか蒸すか、レンチンし、熱いうちに皮をむいてボウルに入れてざっくりつぶす。塩と酢をまぜる。
2.アボカドは皮をむいて、適当に切って1に入れ、納豆も加えて、ざっくりつぶしながらまぜあわせる。
※盛り付けてから、足りなければ塩や醤油をほんの少したらりと。トーストにのせるのもおすすめです。
〜じゃがいも1個の、上手なレンチン〜
蒸す、ゆでる、レンチンは、教室でも食べ比べてみるのですが、蒸すのがいちばんおいしく早く仕上がるな、と思っています。でも、忙しい時はレンチンが便利ですよね。蒸したように仕上がる方法をご紹介します。
<1> じゃがいも(1個150gの一般的なもの)は皮ごとよく洗って、ぬれたままラップに包みます。
<2>600wで3分加熱します(じゃがいも2個なら2倍の6分で)。ラップから出して熱いまま濡らしたキッチンペーパーに包み、元のラップに包んで、1,2分おきます。
<3> 包んでいたキッチンペーパーで、皮をむくとむきやすいし、ごみの始末も簡単でいいですよ。
Naoko’s comment
まさにレンチンの仕方がわからず(笑)。いまさら聞けないし。新じゃがは家族全員好き、夫はアボカド大臣。納豆は好き嫌いがあるけれど、こんな具合なら、みんな食べられそう♡ りこさん、改めて、出発おめでとうございます!
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この10月には新刊『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)を刊行。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)や、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)、と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko