
生け替えても、水揚げしても。できるだけ直射日光に当てないようにしても、花は変化します。
花びらの端のほうから水気は抜け、色はいつしか深く、そしてやつれてきます。
それを「枯れた」と見るのか「美しさを変えた」と見るのか、かなあとふと思いました。
おそらく花は、1週間前の自分が美しさのピークだとは思っておらず。ただそこにいて、最後まで自らの美しさを生き切ろうとしているのでしょう。
私たち人間は、主観だけでなく客観という判断があるから、花のようにはいかないけれど。自分の美しさをどこにもちながら生を全うするのかなあ、と考えた日曜日の朝でした。