週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
大根がほんとうにおいしい季節。みずみずしくて、切ると包丁に吸い付くような子がたくさん出回っています。今回は定番のふろふき大根を。
だし昆布とゆでるのがポイント。
普段だし昆布を使っていない方も、ぜひこの機会に。昆布はうまみの王様なだけでなく、食物繊維もたっぷり。血圧を整える効果や体脂肪を減らしてくれる効果もあると言われています。余ったら、水につけておけば日々のだしになるし、ペットボトルの水にいれておいて、そのまま飲んでもおいしいですよ。
ふろふき大根
【材料(2人分)】
・大根 1/3本(厚さ2cmの輪切り、4切れ)
・だし昆布(だし用の昆布、利尻、羅臼、真昆布など)20g(名刺大2枚ほど)
★みそだれ
*みそ(お好みのもので)大さじ3
*砂糖 大さじ2
*酒 大さじ2
※砂糖はキビ砂糖などで。上白糖の場合は少し少なめに。
【レシピ】
1.大根は、2cmの厚さに輪切りし、皮をむく。鍋に入れ、昆布も入れ、水を大根がかぶるまで入れて、蓋をのせて少し隙間ができるようにずらして、中火にかける。
2.1の大根に竹串をさしてすっと刺さるまで柔らかくゆでる。
3.*を小鍋に入れて、弱火にかけ、練るように混ぜながら火を入れる。ふつふつとしてきたら、2のゆで汁を大さじ2ほど加えて仕上げる。2を皿に盛って、みそだれをかける。
※柚子やレモンをそえてどうぞ。写真はレモンの薄切りをそえています。
Naoko’s comment
ふろふき大根! なんか勝手に難しいのかと思っていたー♡母から年始にもらった昆布もあるし、やってみよう。レンチンも良いけれど、やっぱりある程度時間と手間をかける一品も、良いですよね。時間との戦い、みたいな感覚とは違うマインドフルネス♡ ふろふき大根で(笑)!
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。また、旅好きで、最近は特に台湾ラブ。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と台湾に関する書籍も多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko