Everyday happy大草直子の毎日AMARC

2022.04.17

ココ・シャネルやキャサリン・ヘップバーン。 田原博子さんのように

「好きなセレブリティ」や「目指している女性像」、「注目している人」を聞かれるたびに、いつも答えに困ります。ネットフリックスも見ないし、インスタもあんまりフォローしていない(笑)。そもそも、誰かの熱狂的なファンでもない……。困るのですが、聞かれたら、「キャサリン・ヘップバーン」と答えることにしています。

私が彼女を好きな理由は、

✓1950年代のハリウッド全盛期において、社交とは適度に距離をもち、田舎暮らしと華やかな世界――2拠点生活をしていた

✓ソバカスや日焼けも気にせず、庭いじりや野菜作りが好きだった

✓ドレスもデニムも似合う

✓仕事も超一流。おそらく今でも、演技部門でオスカーを4回手にしたのは、彼女だけ

✓身長170cm以上、骨の美しい横顔

✓共演の多かったスペンサー・トレイシーと事実上のパートナーに。しょうがいを持った子供がいた、とされる彼との再婚を望まず、5年休業し病気の彼を看取り。けれど、家族に配慮して葬式には出席しなかった、という強さとやさしさ

こんな感じでしょうか。自伝も持っているし、ピクチャーブックも持っています。あ、あれはどこにいってしまっただろう。事務所を探してみよう(笑)。そこには、くたくたのチノパンツをはき、スペンサーのものでしょうか、メンズのリネンシャツを羽織り、ストローハットをかぶって自転車に乗る彼女の姿が写っています。

男性優位だったハリウッドの世界で、彼女らしいやり方で「意志のある生き方」を選択し、世の中や常識や慣習に流されることなく生き切った姿に、心から憧れます。まだまだ女優が「お飾り」的な存在だった時代ですよ……!

自分で決める、自分で動く、自分で責任を取る。

キャサリン・ヘップバーンをはじめ、ココ・シャネルにオノ・ヨーコ。彼女たちがやった功績はもちろんですが、自分の人生を全力で生き切る様に、どうしようもなく惹かれます。スケールは違いますが、私もそう「生き切りたいな」と思う今日この頃です。

最近読んだ、林真理子さんの「奇跡」。実は実際に登場人物のお2人にお目にかかる機会がありました。半世紀を力の限りに生きている女性と、きっと熱く強く「彼の人生を生きる」であろう20代の青年にも、同じような感情を抱きました。

たくさん心を揺らして、力の限り進みたいな。

家族は近くにいる人は、これを聞いて怯えるかな(笑)。

STYLING ITEM
ハット/ヘレンカミンスキー
ブラウス、スカート/STATE OF MIND

PREMIUM MEMBERS ONLY
プレミアム会員限定

こちらの記事や機能はプレミアム会員の
お支払い完了後にご利用いただけます。

プレミアム会員特典一覧

AMARCメンバーになる

プレミアム会員の方のログインはこちら

top