母が若かった頃、「きちんとした場面」に、彼女はバッグと靴は同じ色、同じ素材、なんなら同じブランドで揃えていたのを記憶しています。今は、小物の色のバリエーションも増え、カジュアル化が進んでいるので、バッグと靴のお揃い――は、マストではありません。なんなら、少しはずしたほうがおしゃれに見えるような気がします。
先日、ジ オークラ トウキョウで行われた、林真理子さんの講演会に行ってきました。そのまま、オールデイダイニングカメリアでランチだったので、ワンピースに「バッグと靴をお揃いにして」。ゴールドがかったベージュのワンピースは、大雨の日曜日だったので、もう、この一択。微撥水加工がされている(笑)。そして、防水スプレーをかけたフェラガモ(数年前にアウトレットで購入)のパンプスと、昨年手に入れたボッテガ・ヴェネタのクラッチバッグ。素材は違うのですが、ほぼ同じ色! WOW。嬉しいな、こういう偶然。ワンピースのゴールドベージュと、ピーコック(クジャク)グリーンのモノトーンは、ジ オークラ トウキョウのモダンヴィンテージの内装を意識してのこと。これが、六本木のグランドハイアットだったら、黒の靴バッグになるでしょう。例えば、黒のチェーンバッグとサイドゴアのブーツの組み合わせになります。
久しぶりに持った「お揃い靴&バッグ」は、良い意味での緊張感を連れてきてくれました。
STYLING ITEM
ワンピース/昨年のシーズンスタイルラボ
バッグ/ボッテガ•ヴェネタ
パンプス/フェラガモ