
な、なんと! 10年ぶりにお会いした、産婦人科医の宋美玄先生。以前、雑誌の企画でお目にかかったことがあったのですが、ゆっくりお話ししたのは、今回が初めて。「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)をはじめとして、書籍もたくさん♡ 今日は、取材、というより今、先生がされているたくさんの活動の話をお聞きしに。朝9時に大手町で待ち合わせ。ドライエアが気持ち良く、なんか、ボストンとかにいるみたいだなあ、と思いながら向かっていたら、10分前なのに、もういらした(笑)。ひまわり色のワンピースにTシャツをレイヤード。なるほど! 可愛いコーディネートアイデア。「大草さんに会うから、めっちゃ、何着るか考えました。でも、靴はいつもの!」と足元のスニーカーを指さす先生の、なんとお茶目なことか。
生理、更年期、妊娠、中絶、性教育、子宮頸がんワクチン、生理貧困――いろいろお話を伺いました。中でも、どうしても聞きたかったのが。実は、望まぬ妊娠をしたり、性感染症にかかってしまった若い女性たちを宋先生は自費で診療しています。ピルの処方も、すべて持ち出し。貧困や家庭内DVなどで保険証を持たない女性たちを「診療」を通して支援しているのです。AMARCも私個人でも、ささやかですが寄付をさせて頂いていて、きちんとその活動の内容をお聞きしたい、と思っていたのでした。
この話からスタートして、思春期に生理になり、その後も妊娠や更年期と、「女性である」ということは、そのこと自体がストレスになることが、まだまだ多い、と言う話につながっていきました。そう、生理痛は痛いのが当たり前だから、我慢するもの。妊娠はしなくてはいけないし、万が一妊娠したらどんな状況でも継続しなくてはいけないの? 更年期の症状も、なかなか人には理解してもらえない、辛い――などなど。
そうではないよね。生理痛はピルで軽減できるし(できたらオンライン診療とかで処方箋だしてもらえたら楽だよね(笑))、妊娠をするか、継続するかも含めて本人の自由だし、更年期だって、もっともっと情報があれば、治療法も含めて選択できるのに。そう、それは、私たち女性の権利。「セクシャル リプロダクティブ ヘルス ライツ(性と生殖の権利)」!!そうだそうだ、もっとこのことをすべての女性たちに知ってもらいたい。こんな話でフィニッシュしました。WOW! 朝から目がぱあっと開いた感じ。やっぱり、いろいろな業界の人、考えの人、知見のある人ともっと話をしなくてはいけないなあ。宋先生と、またいろいろ始めようと思っています。みなさまにも、またシェアしますね。では、インスタライブに行ってきます(笑)。