Blog大草直子の毎日AMARC
吐く息を吸う息より長くすると、副交感神経を刺激させるので、心が落ち着きます。私は瞑想中に、この呼吸法をするのですが、たまにそれが難しい時があります。そんな時は決まって、心が焦りや怒り、悲しみで乱れている時。ネガティブな感情が、酸素をもっと吸わないと!と追い立てているのです。でも、息を吸い過ぎてしまうと、今度は過呼吸になってしまう。
このことは、人生において、何事もやり過ぎは良くないということを教えてくれます。食べ過ぎてしまう。買い過ぎてしまう。もっともっと欲しい、という欲求を止められない。そんな時、あなたは「今を、ここで」生きていないことになります。
今、口の中にある食べ物にきちんと集中していないから、まだお腹が空いていると勘違いしてしまう。すでに持っている物に感謝して、それを大切に使おうとしていないから買い過ぎてしまう。
現代を生きる私たちは、何事もやり過ぎて、感謝する心を忘れ、未来に生きようとしている傾向が非常に強い気がします。
それで、幸せならいいけれど、隠れ鬱やいつまで経っても満足できない人が多いことを見ると、やはり、やり過ぎは程々にした方が良さそうです。
ネットがメインストリームになっている今、目や耳にする情報量が膨大なので、時に立ち止まり、意識的に、吸う息より吐く息を長くしてみると良いでしょう。
Profile
Yoko Concepcion Okusa
2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_