カンクンからサンディエゴに移って、妹家族と長男と楽しく過ごしています。夜、ダウンタウンのラテンクラブに行ったり、BBQをしたり。昼間は散歩をして原稿書いて、そんな感じ。ディナーの買い物の帰りには、車から、スペシャルな夕日が見える。WOW! 日常に、こんな美しい景色があるなんてすごい。
車が運転できたら、私、ここに住みたい。と思ってしまった。もちろん、一番大好きなのは生まれ育った東京で、旅に出ると、東京に帰れるのが楽しみでしょうがないのだけれど。こういう気持ちになるのが、旅の醍醐味よね(笑)。帰ったら、またバタバタな日が始まるから、こっちにいる間は、「住んでいるみたいに過ごそうかな」と思っています。
インドで見た夕陽もそうだったけれど、地平線に沈む夕陽って、なんでこう心をかき乱すでしょうか(笑)。東京はさ、地平線に沈む――その瞬間は見れないから。それを確認するために、私は旅に出ているのかもしれない。ヤシの木のシルエットが美しいシーン。私は自分の人生を、熱狂して生きているかな、と問いかけてしまう黄昏(笑)。