Blog大草直子の毎日AMARC

【人生の地図】もう隠れない / No more hiding by Yoko.C.Okusa


数年前に、日本帰国の際、公園で子どもたちを遊ばせていると、「あ! やっぱりようちゃんだ!」と旧友が声をかけてくれました。その時、肩紐の付いているワンピースを着ていたのですが「もうすぐに分かったよ。こんな格好してるから」と彼女は言っていました(笑)。 でもそれが私の着たい服。これからも体の変化に合わせて服を決めるのではなく、着たい服に合わせて体をキープするよう努力します♡

日本が大好きな私ですが、帰国前になると少しストレスを感じることがあります。それは、「日本で何を着るか」と言うこと(笑)。日本人は、括りをつけて制限をかけることの多い人種な気がします。例えば、「腕が太いから出せない」「50歳だからこれは履けない」などなど。確かに、隠せば見栄えが良いこともあるでしょう。それをファッションの一部として考えてやっているのなら全く問題はないことですが、よくよく話を聞くと、実は逆をいきたいけど世間の目が気になるというお声も沢山耳にします。

あくまで私の意見ですが、体って隠し続けていると更に弛んでしまうし、気持ち的にもなんだか下向きになる気がします。海外の人は、見栄えが良くない体だから隠すということをあまりしませんし、大体「〜だから」という理由で制限をかけることが日本人より少ない。

謙虚で、真面目な常識人が多い日本は、世界からも人気です。それは誇りに思うべきことだけれど、私たちがいつも一歩引いて、出る杭にならないように隠れがちになっていることも理由として考えられないでしょうか? 表に出ている人は、賞賛も受けるけれど批判も受けやすいですよね。一歩引いていると、その批判を受けないで済むのです。

ファッションは、あなたという人間を表現するとても素敵なツールの一つだと思うのです。着たかったけど思いきりのつかなかった色を着るのでもいい、隠れずに自分を表現することを楽しんでみてはいかがでしょうか。




Profile

Yoko Concepcion Okusa

2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_