Blog 大草直子の毎日AMARC
日本に住んでいる友人に聞いた話。お嬢さんが通っていた私立の高校で、授業参観があった時のこと。学校の手違いで授業参観のことを知らされていなかった外国人教師が、キレて教室を飛び出すという事件があったそうです。英語が理解できた彼女は、彼が「こんなに教師の扱いが悪い学校は初めてだ!」と言っていたのを聞いて、今日だけではなく色々なことが降り積もってできたストレスが原因なのだろうと思ったと言います。でもその後、学校がとった行動は驚くべきもので、私立の学校でこんなことが起こっては大変だ、とその場にいた親を全て教頭室に呼んで「わかりますね。シーっ(内緒)でお願いします!」と言い、ほとんどの親は”暗黙の了解”で、それに賛同したのです。
これ、まさに日本全体で起こっていることの縮図だなと思いました。もちろん最近では、間違っていることに立ち上がる人たちも出てきている。でも、まだまだこの「シーっでお願いします!」に従っている人が多い。だから、表面的には平和でうまく収まっているように見えても、根本が変わらないから実は何の問題も解決されない。「出る杭は打たれる」「右へ倣え」の精神を植え付けられている私たち日本人は、こうして自分の意見を失い、みんなと同じことをやっていれば安心だという考えを定着させていったのです。
これは、カウンセリングをしていても顕著に見える。右へ倣えで、隣の人が何をやっているか気にして生きてきているから、自分が何をしたかったのか、どう生きたかったのか、どんな自分になりたいのかという権限すら放棄してしまった(無意識のうちに)人が多い。
人のことばかり見ている人。その時にその目を瞑ってみましょう。そして、意識を自分のハートに向けてみませんか?
Profile
Yoko Concepcion Okusa
2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_