Fashion信じるおしゃれ
いま、「カジュアル」と聞いて思い浮かべるのはどんなイメージでしょうか? ライフスタイルや体型、肌や髪の変化もあり、カジュアルを自由にコンフォタブルに楽しめていたのは、えっと……と遠い目になってしまう方も多いかもしれません。そこで今回の特集では、大草直子がセレクトした8つのアイテムを軸に、大人のカジュアルが楽に楽しくなるティップスをお届けします。
「カジュアルがうまくいかない。老けて見える、部屋着みたい。気持ちが上がらない! そんなタイミング、ありませんか? カジュアル生まれ、カジュアル育ちなのに、と嘆く前に、とにかくデニムを新調しましょう。
少しだけハイウエスト、ストレッチはほんの少し、そして自然なテーパード。くるぶしが見える丈ならパーフェクトです。
ウエスト位置が高くなると、ぐっとスピード感が増します。
ストレッチを抑え目にすると、甘いボディラインが少年みたいな凛々しさを取り戻します。1から2サイズ上げてでも、素材感を重視しましょう。
テーパードをリコメンドするのは、バレエシューズやスニーカー。フラットシューズと相性抜群だから。ハイヒールにしか合わないデニムは、大人のカジュアルのハードルを上げてしまうので、しばらくおやすみ。
くるぶしが見えるということは、0.4㎏は痩せて見える、ということ。骨っぽさを強調し、「女のデニム」であることをリマインド。今日みたいに寒い日は、薄手の明るいソックスを合わせて。
大丈夫。私たちが大好きなカジュアルは難しくないから! そのココロを、今日から語ります。」
大草 直子
コーディネートのベースになるデニムをアップデートできたら、あとは、どんな女性像になりたいかで、自由に組み合わせればOK。なぜなら、デニムには、リラクシングなアイテムから、フェミニン、ハンサムなものまで、どんなテイストも受け止めてくれる度量があるから。たとえば、やや透け感のある白のカットソーをトップスにもってきて、鮮やかな赤のコートを羽織ったら? ミラノの街を颯爽と歩くマダムのようなドラマティックな着こなしが即完成します。バッグと靴を黒で引き締めると、よりセンシュアルに。
Photograph & Movie/Kazuhiro Fukumoto
Model/Tina
Hair&Make-up/Eiko Sato(ilumini)
Direction , Styling & Text/Naoko Okusa
Edit& Text/Ayako Suzuki
※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。
※ショップリストはこちらから