Fashion信じるおしゃれ
意外と見落としてしまう「顔」の更新。ドレッサーやバストアップの鏡でヘアメイクをしている時には気がつかないけれど、全身で見ると、首から上と下の印象がチグハグになっている可能性も……。そんな方に、大草直子がおすすめするのが「アイヴァン」のめがね。その理由をコーディネートとともにお届けします。
「あれ、何だか昨日までのカジュアルがしっくりこない。例えばボアタイプのプルオーバーにボタンダウンのシャツ、みたいなスタイリングが自分とフィットしていない。そんなとき、見直してもらいたいのは『顔』。そう、『顔』です。首から上と首から下のキャラクター、質感がチグハグだと、全身で引いて見た時の違和感につながります。
キャラクターは、目指す女性像。ラフで肩の力が抜けたアイテムを着ていながら、ワンピースを着るときと同じ、エレガントで隙のない、強いアイメイクをしていないですか?
質感は、その名の通り素材感。ふわふわしていたり、がさっとしていたり。あえての素材選びに、『抜けのない』しっかりと塗りこんだ肌は似合わないし、マット過ぎるのもNG。
『顔』も、今のカジュアルに合うように、『いろいろを』マイナスしていきたいものです。もちろん隠したいパートがあるのもわかるから、そんなときは、肌の作り込みを軽めにして、あとはメガネを活用。アイラインを引かずとも、意思的で印象的な目元を作ってくれます。少し丸みを帯びた、黒かブラウンのフレームで、カジュアルには、リラックスして愛嬌がある『顔』を!』
大草 直子
ボタンダウンのシャツにボアのプルオーバーをレイヤードした、リラクシングな上半身。こんな日に「顔」を作り込みすぎるのはナンセンス。あえて軽く仕上げた肌に足すのは、女度をあげてくれる赤リップと、知的で華やかな黒フレーム×ゴールドのつるのめがね。この2つがあれば、「顔」がぼやけることなく、カジュアルな洋服ともグッドバランスに。特にめがねは、上質な素材で仕立てられた、シルエットの美しいパンツの”繋ぎ役”としての効果も。小さなバッグで、黒×ゴールドをリフレインすれば、退屈や地味とは無縁の着こなしに。
Photograph & Movie/Kazuhiro Fukumoto
Model/Tina
Hair&Make-up/Eiko Sato(ilumini)
Direction , Styling & Text/Naoko Okusa
Edit & Text/Ayako Suzuki
※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。
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