Fashion信じるおしゃれ
昨年末のグレートコンジャンクションを経て、「土の時代」から「風の時代」に移り変わった今。価値観も大きく変わっています。かたちあるものを重んじる物質主義から、かたちのないものが意味を持つように(「風の時代」の詳細は、ステラ薫子さんをお招きして開催した、AMARCのインスタライブのアーカイブ、もしくは、インスタライブのまとめ記事を参照くださいね)。
そんな「風の時代」のキーワードとして出てくるのは、「軽やかさ」「自由」「楽しむ」ですが、それらは、しっかりとした自分の軸があってこそ。そこで今回は、新しい時代の軸になるような、価値が価格を上回っている”GOOD VALUEな名品”を大草直子が厳選! 洋服から靴、バッグまで、全10アイテムをお届けします。
最初にカーディンガンプレッションを欲しかったのは、大学生の頃。池袋の三越の。確か2階だったかな、大きな窓に面したベストな一角にあった、インストアに週に何度も通っていた。
当時アメカジ全盛で、もちろん私もその流行に飲み込まれていたけれど、パリシックの代表選手、このカーディガンプレッションはどうしても欲しかった。スウェット素材の、パールみたいな、縦に並んだボタンも。クラシックなクルーネックも。
世代もテイストも、男女も受け入れる。高校生の頃に出会った、ジェンダーボーダーレスなダイバーシティな。1つ前の時代から軽やかにトランスファーした、価値の褪せない1枚。
ITEM STORY
アニエスベーのシグネチャーアイテムと言える、カーディガンプレッション。実は、創業デザイナーであるアニエス・ベー氏が、毎日のように着ていたスウェットシャツを、もっと実用的にするためにハサミで切り、カーディガンに変形させたのが、始まりだとか。そうしてデビューしたのが1979年。以来、40年以上に渡って、愛され続けている一着です。
もしかしたら、懐かしさを覚える人もいるかもしれない、アニエスベーのカーディガンプレッション。トレンドに左右されないデザインとシルエットは、さまざまなボトムスにフィットし、「スタイル」の軸になってくれます。
次回は、2月19日(金)に公開予定です。お楽しみに!
Photograph/Yumiko Mogamii
Hair & Make-up/Fuyumi Kubo(ROI)
Styling & Text /Naoko Okusa
Edit & Text/Ayako Suzuki
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
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