Fashion信じるおしゃれ
すぐれた品や、名高い品を指す「名品」。ただ、なにを「名品」と感じるかは、それを見た人や触れた人、そして纏ったり使ったりした人の価値観や生活背景によっても変わります。
そこで今回は、それを手にすることで、高揚感を得られたり、新しい気づきを与えてくれたりと、前向きなエネルギーを授けてくれるアイテムを、”NEO名品”として紹介します。
6つめは、TASAKIのデインジャーシリーズ。AMARC編集長 大草直子自身も、初期に発表されたピアスを長年愛用。艶やかに光るフェミニンな印象のパールに、新たな美しさと緊張感、そして強さを吹き込んだデインジャーシリーズ。その魅力とは?
― TASAKI ―
デインジャーシリーズ
名門、老舗!といった冠が付くTASAKIから、2012年発表された「デインジャー」シリーズ。見た瞬間、心から驚いたのを覚えています。オケージョンジュエリーであったパールを、パンク、ロックに進化させた、その創造性と勇気に度肝を抜かれたのです。パールが真っ二つに? 牙とパール? 「噓でしょ」と思わず漏れた第一印象は、そのまま「欲しい」に変わりました。
デイリーにつけられて、けれど、間違いなくスタイルを進化させてくれる。デザイナーのタクーンの才能に注目したTASAKIもすごい! 私もいくつか所有していますが、このクリップは、耳の好きな位置に着用できるのがポイント。リングは、もうすでに殿堂入りの初期からあるデザイン。こうして進み続ける、コレクションのバイタリティを「眺めるだけ」でなく「身に着けられる」のが、嬉しくないですか?
― NEO MASTERPIECE 06―
【TASAKI】
デインジャー
「danger(デインジャー)」は、ニューヨークを拠点とするファッションデザイナー、タクーン・パクニガルが手がける、TASAKIを象徴するアイコンシリーズのひとつ。パールから飛び出しているかのような、尖ったトゲモチーフは、食虫植物が葉を広げて獲物を狙う、力強く神秘的な野生の姿にインスパイアされたもの。ひとつひとつのパールにセッティングするトゲの向きにもこだわり、細かく調整することで、緊張感とインパクトのある美しさを表現。モダンでエッジの効いた美意識と、TASAKIが誇るクラフツマンシップが共鳴することで、パワフルでいて妖艶、そして繊細な表情をもつジュエリーが生まれました。Tシャツ×デニムやドレス、またはビジネススーツに合わせたりと、自由なマインドで楽しんで。
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs / Masanori Akao
Model / BLENDA
Hair / Keiko Tada(mod’s hair)
Make-up / Sadae Sasaki
Styling & Text/ Naoko Okusa(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)
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