Fashion信じるおしゃれ
すぐれた品や、名高い品を指す「名品」。ただ、なにを「名品」と感じるかは、それを見た人や触れた人、そして纏ったり使ったりした人の価値観や生活背景によっても変わります。
そこで今回は、それを手にすることで、高揚感を得られたり、新しい気づきを与えてくれたりと、前向きなエネルギーを授けてくれるアイテムを、”NEO名品”として紹介します。
7つめは、シャープなフォルムで、脚を長く美しく魅せてくれる、クリスチャン ルブタンのパンプス「KATE(ケイト)」をピックアップ。
― Christian Louboutin ―
KATE
仕事柄、たくさんの靴を見ていますが、ここまで「タイムレス」な1足はないと思います。ケイト、と名付けられたこの1足。ピンクを帯びたベージュ、パテントレザー、スティレットヒール、ポインテッドトゥ。なんの装飾もないからこそ、クリスチャン・ルブタン特有のレッドソールが生きてくる。そうそう、この、レッドソール、デザイナーのクリスチャンが、赤いマニキュアを塗ってみたところ、その美しさに感動したのがスタート。今では、あでやかな赤が、ブランドアイデンティティとなっています。
さまざまなデザインがありますが、赤が際立つのも、この1足の特徴です。そして、印象的な見かけだけではなく、とにかく履きやすい。体重がきれいに乗るヒールのバランスが秀逸で、ハイヒール特有の姿勢が前傾になる心配は無用。足を入れると気持ちが高揚し、ふくらはぎがきゅっと締まり、視点が上がる。時代が変われど、「ケイト」があれば――と確信します。
― NEO MASTERPIECE 07―
【Christian Louboutin】
ケイト
フランス出身のデザイナー、クリスチャン・ルブタンが、1992年に自身の名を冠して創設したブランド。原点は、ナイトクラブで踊るショーダンサーの靴。踊れて、脚をきれいに見せてくれる、そんな靴づくりが、クリスチャン ルブタンの根底に流れています。数ある洗練されたコレクションの中でも、スーパーモデルのケイト・モスにインスパイアされて誕生した「KATE」シリーズは、格別の存在感。シャープなポインテッドトゥと繊細なヒールで構成された、タイムレスなラインは、まるで魔法のように、脚を、歩き方を、エレガントかつセンシュアルに演出してくれます。
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs / Masanori Akao
Model / BLENDA
Hair / Keiko Tada(mod’s hair)
Make-up / Sadae Sasaki
Styling & Text/ Naoko Okusa(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)
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