Fashion信じるおしゃれ
すぐれた品や、名高い品を指す「名品」。ただ、なにを「名品」と感じるかは、それを見た人や触れた人、そして纏ったり使ったりした人の価値観や生活背景によっても変わります。
そこで今回は、それを手にすることで、高揚感を得られたり、新しい気づきを与えてくれたりと、前向きなエネルギーを授けてくれるアイテムを、”NEO名品”として紹介します。
最後にお届けするのは、RED CARD TOKYOのBlues。さまざまなデニムパンツに触れ、はいてきたAMARC編集長 大草が、この一本を推す理由とは?
― RED CARD TOKYO ―
Blues
この、RED CARD TOKYOのブルース、入荷しても入荷しても、すぐになくなってしまうのだそう。何が良いのかというと、太もものわたりが太目のテーパード。ハイウエストで、コットン100%。40代以上には「懐かしく」、10代20代には「新しい」(笑)。大きく離れた世代のニーズを両方取れているのが、きっとブルースの強み。良いもの、魅力的なデザインは、今やジェンダーやエイジを超え、幅広く普及していく。今っぽい広がり方も、きっとこの1本が新しい名品として残っていくことを予見させます。
ブランド側が「名品ですよ」と表明しても、そうならないことがほとんどで、消費者が名品を名品たらしめていく、そのことも伝えてくれるデニムです。Tシャツと合わせても良いし、それこそ華奢なピンヒールとコーディネートしても。実際所有していますが、少し長めの丈を、ワンクッションさせてはくのが個人的には新鮮です。
― NEO MASTERPIECE 09―
【RED CARD TOKYO】
Blues
日本のデニムブランドとして確固たる地位を築き、絶大な支持を集めている「RED CARD TOKYO(レッドカードトーキョー)」。日本人の体型に合うラインや立体感のほか、リアルヴィンテージのようなウォッシュ加工、アタリやヒゲのユーズド加工など、JAPAN MADEらしい、繊細な感性と丁寧な手仕事を随所に感じることができます。「Blues」は、ルーズテーパードシルエットのワイドパンツ。ウエストラインに合わせて、緩やかな曲線で裁断したカーブベルトを採用することで、ハイライズならではのおなかの窮屈感を解消。綿100%で、時代を超えて愛されるオーセンティックな表情を持ちながらも、柔らかく軽量で、ストレスフリーで着られるのも◎。
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs / Masanori Akao
Model / BLENDA
Hair / Keiko Tada(mod’s hair)
Make-up / Sadae Sasaki
Styling & Text/ Naoko Okusa(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)
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