大いなるものの前では

先日、築地本願寺で2020年のオリンピックに向けた「世界平和 願いの祭典」プレイベントが開かれました。

仏教、神道、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の宗教者が集まり、それぞれに平和に向けた祈りを捧げます。私はこのイベントの実行委員として、ずっと準備をしてきたので、異なる宗教の方々が入れ替わり立ち替わりそれぞれの仕方で平和への祈りを捧げる一日に、心から感動しました。

印象的だったのは、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の宗教者の方々のメッセージ。実は歴史的に、この３つの宗教は「アブラハムの宗教」としてすべてつながっています。３つの宗教がそれぞれ、同じことを強調していました。それは、「神は、あらゆるところに存在する。他の宗教を信じている人も、神の子だ。だから、どんな人も等しく、大切にしなければならない」というメッセージ。

違いがあっても、大いなるものの前では、皆、平等。
人として、あらためて大切なことを教わりました。

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