AMARC magazine 【番外編】佐賀・長崎――「触れる旅」

2022.06.29

ヒーリング&開運ならココ! 佐賀で見つけたパワースポット【AMARCmagazine 佐賀・長崎旅こぼれ話】


大好評発売中の『AMARC magazine issue02』。トラベルページでは、佐賀と長崎の“触れる旅”を特集しました。前回の温泉宿に続き、今回は訪れる価値アリなパワースポットの魅力を担当エディターの山下美咲さんがレポート! 限られた文字数とスペースではお伝えしきれなかった素敵なアドレスを、ぜひチェックしてみてください。

武雄/日々の疲れをデトックス。

武雄神社の御神木

こんにちは、エディターの山下美咲です。先日ついに発売された『AMARC magazine issue02』ですが、今回の旅ページでは、デジタル生活で忘れがちな“触れる感覚”を取り戻す癒しのディスティネーションをご紹介しました。その中で“せっかく取材したけれどページに載せきれない!”と、泣く泣く省いてしまった場所が……。それが、佐賀のパワースポットです。

まずご紹介をしたいのが、誌面に掲載した武雄図書館・歴史資料館から歩いても行ける好立地に佇む、武雄神社。“武雄”という土地の名を冠するだけあり、長らくこの地で最古の氏神さまとして祀られてきたそう。武運長久、開運、厄除けにご利益があるというたくましい神さまで、入ってすぐのところにある本殿はさっぱりとした小粋なデザインが好印象です。

ただ、こちらは御神木が祀られていることで有名で、本殿参拝だけで終わらせるにはあまりにもったいない。本殿で神さまにご挨拶をしたら、向かって左奥、まっすぐ伸びる美しい竹に囲まれた小径を抜けて……。歩を進めるごとに空気がしんと静まりかえり、ストンと地に足がついたような気持ちになっていくから不思議。

鬱蒼と茂る竹林がパッと開けると、樹齢3000年の大楠がそこに! 取材したのは3月後半のまだ寒い頃、曇りの日だったのですが、実際に目にした御神木は写真で見て想像していたよりもずっと大きく荘厳で。その一帯が“聖なる領域”なんだ……というのが、ビシビシと伝わってきました。

聞けば、全国の巨木ランキングで第7位とされ、市の天然記念物に指定されているとか。高さは約30m、幹まわりが約20m。木の根元にぽっかりと空いた空洞は、広さが12畳もある(!)といえば、少しは実際の大きさが想像しやすいでしょうか。大楠の健康のため、現在は適度に距離を置いたところから見学するルールになっています。

ゴツゴツした樹皮のうねりやその陰影、表面にある苔や傷の一つひとつがひっそりと、でも大きく息をしながら、この場所の空気を清浄に保っている感覚。この木が周囲の草花とともに太古から守ってきた聖域に、足を踏み入れさせていただいているんだなあ……というのが、心身に沁みいってきます。

実をいうと私、もともとスピリチュアルな事柄には疎く(汗)。でも、この大楠を見上げたときは、そのスケールと清らかさに圧倒されながら「あ、これフォトグラファーさんなしで一人で来てたらブワーッと泣いちゃってたかも」と感じたほどでした。

ひんやりと澄んだ神聖な空気が気分を浄化してくれること間違いなしなので、武雄を訪れたらぜひお見逃しなきよう! 武雄神社にはそのほかにも入ってすぐのところに、縁結びにご利益があるといわれる2本の仲良しな夫婦檜もありましたよ。

【武雄神社】
佐賀県武雄市武雄町大字武雄5327
ホームページはこちらから


鹿島/祐徳稲荷神社の

圧倒的ご利益と絢爛な装飾で、

エナジーチャージ

さて、武雄神社が心の重荷を優しく下ろしてデトックスしてくれる場所だとすれば、お次はこれでもか! というほどの運とパワーを授けてくれそうな場所。佐賀県鹿島市に位置する、祐徳稲荷神社です。

ここ、実は京都の伏見稲荷などと並び“日本三大稲荷”の一つに数えられるほどだそうで(諸説あり)、商売繁盛や家運繁栄、交通安全、大漁……などを中心に、衣食住や生活全般を司り、もはや“なんにでも効く”という無双状態(笑)。特に商売繁盛の霊験あらたかなことはよく知られ、福岡県出身の私もフリーランスになりたての頃、「今年の年始は祐徳稲荷にお参りに行ったら?」と父に勧められたほど。ダイナミックな高さのある、鮮やかな朱塗りの本殿の舞台がトレードマークで、どこも雅やかに彩られています。

お稲荷さんなので、出迎えてくれるのはこんなかわいいお狐さま。金や朱塗りを中心にところどころがこまめに塗り替えられ、極彩色で彩られた神社ですが、切り取り方によってはノスタルジックな写真も撮れそうなのがおもしろいところ。神社の顔ともいえる楼門の両脇を守る随神さまは、有田焼でつくられたものだそうで、土地柄が生かされているのも素敵です。

先ほどお見せした本殿へはエレベーターも完備されており、完全に観光地化された神社なのかと……思いきや。ずらりと並ぶ赤鳥居をくぐっていくと、最奥部の奥の院まではけっこうハードな道のりが。私、ヒールで来ちゃったんですけど……。

なんとかのぼっていくと、有明海が見える高台に奥の院はありました! 神社好きにはたまらない、ずらっと並んだ鳥居たちの美しいこと。

ただ、下りの道のりには「この先難所あり」との看板が……。のぼってくるのもわりと大変だったのに、さらに難所!? と苦笑い。手すりが不安定で角度が急な石段が続くので、靴と体力に自信のある方だけにしておいたほうがよいと思います! と、ヒールで挑戦して2回ほど命の危険を感じた私から強くお勧めさせていただきます(笑)。

各種の神さまへのお参りはもちろん、日本庭園やちょっとしたハイキングも楽しめる大規模な稲荷神社。せっかく九州を訪れたのなら、豪奢な神社建築を見学しつつ、この土地最大級のお稲荷さまにご挨拶しておくのはアリかも。個人的には、九州を訪れた外国人の方などにもおすすめしたい場所だなと!

【祐徳稲荷神社】
佐賀県鹿島市古枝乙1855
ホームページはこちらから

個人的なことですが、この出張から帰ってきてから急に、ものすごく忙しくなり……。もしかして、この取材でとてつもないパワーをいただいてきてしまったのかも? なんて。答えは神のみぞ知るところですが、そんな土産話も期待できる佐賀のパワースポット、いかがでしたでしょうか。マガジン誌面の「触れる旅」企画で紹介した選りすぐりの場所と併せて、旅の計画を立ててみてくださいね。

PHOTOS / KAZUMASA KAWASAKI(SIGNO)
EDIT & TEXT / MISAKI YAMASHITA

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profile

山下美咲

旅好きエディター。翻訳小説の編集を経たのち、モード誌にてビューティー、ファッションの世界へ。旅好きが高じて『AMARC magazine issue01』では最旬の東京ガイドを、そして今回は佐賀と長崎の「触れる旅」企画ページを担当。冒険心にあふれるアクティブさを貫きつつ、モードなおしゃれで装う旅スタイルを模索中。
Instagram: @mskymst

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