第3回となる今回は、リモートワークやオンライン会議など、働く環境がドラスティックに変わりつつある今、新たにクローゼットに揃えておきたいビジネスワードローブをご紹介します。
1. オンラインでも華やかに――
“リモート映えトップス”
自宅でチームメンバーとオンラインミーティングをしたり、時には取引先ともオンラインで商談……。なんていうシーンも増えつつある今日この頃。そんなリモートワークのときに活躍するのが、顔まわりを華やかに見せてくれる「リモート映えトップス」。
遠いようで近い、近いようで遠い、オンライン会議。声や表情でしかコミュニケーションが取れないからこそ、トップスで明るく快活な印象を添えたいところ。そんなときに重宝するのが、プリントブラウスやカラーブラウス。まず、プリントブラウスを選ぶときに、気をつけたいのが「柄の大きさ」。モニター越しでは、柄が細かいと、目がちらちらしてしまう場合があります。大きめの柄、かつ、顔色を明るく見せてくれる白地がベスト。上からジャケットを羽織ればオフィスカジュアルとしてはもちろん、ボトムスをカジュアルなデニムに変えれば、プライベートなシーンでも活用できます。
【OTHER CHOICE】
桜のようなピンク色のブラウスは、表情に温かみや優しさをプラスしてくれます。袖と襟元のサテン素材が肌を艶やかに見せてくれる効果も。ボディラインを拾わないシルエットなので、ピンクでも甘くなりすぎず、品よくまとまります。
オフィスではちょっと派手かな?と思うようなカラーブラウスも、深みのあるグリーンをチョイスすれば、オンライン会議の場ではしっくりなじみ、自信のあるプレゼンテーションをバックアップ。クラシカルなボウタイデザインを選べば、鮮やかなカラーも上品な印象に。さらっと巻いたボウタイがマニッシュでキリッとした信頼感をサポートしてくれます。
2. きちんと感がありながら
ストレスフリーな
”デスクワークパンツ”
外回りや外出が減り、一日中デスクワークというケースも増えているのでは? そんな時には、きちんと感はありつつも、心地いい「デスクワークパンツ」が欠かせません!
ぱっと見は、テーパード&センタープレスで、きちんと見えるシルエットやデザインですが、背面のウエストはゴム仕様で、ゆったりとした履き心地。ストレッチが効いた素材なので、長時間座っていてもストレスとは無縁です。こんなパンツが一本あれば、オフィスでも自宅でも、デスクワークの作業効率がアップするはず!
OTHER CHOICE
ハイウエスト気味の深めな股上で脚長効果抜群。センタープレスですっきりとした印象に見せてくれます。もちろん、ウエストの背中部分はゴム仕様でゆったりとした履き心地を約束。
ウール100%のテーパードパンツは、これからの季節に活躍間違いなしの一本。ウエストは、フロントの内側にドロスト(ウエストの大きさを調整できる紐)があり、バックはゴム仕様になっているので、きちんと見えは確保しつつも、リラックスした気分で履きこなせます。
3. リモートワーク慣れした
足にも優しい、
”走って歩けるパンプス”
自転車通勤を選択する人が増えてきたように、仕事のシーンでも、少しの距離なら電車やバスよりも徒歩を!という選択をすることも多いのでは? そんな時に心強い味方になってくれるのが、足にフィットする機能性パンプス。
一見するとベーシックなこちらのパンプスは、アシックスのランウォークから登場したライン。インナーソールに低反発のクッション材と立体的なパッドが施されていて、足裏の疲れを軽減してくれます。さらに、ヒール部分はソフトクッションヒール構造を採用しているので、コツコツと響くヒール音も軽減してくれます。サイズ展開も22.0~26.0cmと豊富なうえ、足幅も3サイズずつ設け、全部で27サイズから選べるのも嬉しいポイント。ベーシックなデザインながらも、スポーツシューズの機能を応用したパンプスは、自然と歩幅も、仕事へのモチベーションもアップさせてくれそうです。
OTHER CHOICE
ボストン生まれのシューズブランド・ロックポートの「TOTAL MOTION」は、心地よさときちんと見えを備えたパンプス。独自のクッションが、着地時のかかとの衝撃を吸収しつつ、蹴り出しをサポートし、パンプスなのにガシガシ歩ける一足です。また、ヒール歩行にありがちなブレを軽減してくれる機能も! たくさん歩いても疲れない一足は、新しい働き方の力強い味方に。
EC専門のシューズブランド「マミアン」。今年、10周年を迎えたロングセラーアイテムの「iCon2 ファンデーションズ」は、足を入れた時のふんわり感が格別! その秘密は、厚さ5mmの高密度ウレタンクッションをはじめ、土踏まずのアーチにフィットする立体的なクッションなど、機能性の高い中敷きの層がなせる技。華奢&ハイヒールという見た目の美しさと、小走りできる安定感は「こんなの待っていた♡」と言える一足です。
全3回でお送りした新しい仕事服企画、いかがでしたか? AMARC編集部も今回の仕事服企画を通して、ファッションが持つパワーや、気持ちの吸引力を改めて感じました。一日の多くの時間を費やす仕事だからこそ、心地よさやおしゃれを諦めない――そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
Photo/Tomokatsu Noro(TRIVAL)
Model / Akari Ushioda
Hair&make / Keita Iizima(mod’S hair)
styling / Manami Sato
Edit & Text / Mika Hatanaka
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