「着たい洋服」から、似合うヘアスタイルを逆引きする本企画。昨日公開した前編では、「ショートボブ」代表の、大草の新しいヘアスタイルをご紹介しました。続く、後編では、大草が、新しいヘアスタイルでトライしたかった「2021年版 アメカジスタイル」をお届け。
大草がチョイスしたブランドは、アメカジの代名詞とも言える「POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)」。高校生の時に大好きだったというポロ ラルフ ローレンを、今っぽく着こなすには?
NEW SHORT BOB HAIR
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POLO RALPH LAUREN
#01 カムバック紺ブレ!
髪とディテールで「今」に引き寄せて


>>>NAOKO’S COMMENT
「“アメリカントラッド”といえば、紺ブレ。紺ブレといえば『ポロ ラルフ ローレン』! 高校生の時には何着も持っていて、特にジャケットは一番着ていました。それくらい自分の肌になじんだ、大好きなアイテム。ちょうどアメリカ留学から帰ってきた頃、当時はTシャツとチェックのパンツやチノのハーフパンツを合わせてコーディネートしていました。今ふたたび、その紺ブレが気になる! ということで、今風にアップデートしたのがこのスタイリング。ジャケットはジャージー素材で、肩や腕の可動域が広い。着心地も重視された、新しい時代にフィットする一着です。中に合わせたのは、ATON for AMARCのTシャツ。パンツは、80年代の代表でもある、“マムズデニム”の進化系、ハイウエストのテーパードデニムです。リバイバルした紺ブレを、今の素材、今のディティール、今のコーディネートでアップデートしました」
>>>EIKO’S COMMENT
「紺ブレに合わせて、ヘアスタイルもリバイバル! ということで、大草さんのクセを活かしたウェービーヘアに。80年代のアメリカ映画でもよく見かける髪型ですよね。ただのウェービーだと当時のままになってしまうので、アップデートポイントとして、ウェット仕上げにしています。また、ウェービーヘアにすることで、テイストのミックスを楽しむことができます。大草さんも、かっちりとしたジャケットに、カジュアルなTシャツとデニムを合わせていますよね。トラッドなコーディネートにストレートヘアだと、スタンダードになりすぎてしまいます。ウェービーヘアにすることで、ヘアスタイルでカジュアル感を出し、かっちりとした紺ブレに抜け感を加えることができます。ロングでストレートの方は、ウェットにして結ぶのがおすすめですよ」
使用したスタイリング剤は……

#02 一枚でキマるワンピースは
小物と髪型で印象をコントロールして


>>>NAOKO’S COMMENT
「アメリカのランチパーティで見かけるような、少し華やかで、遠目からも目立ち、スタイルがよく見えるワンピース。ワンピース1枚でコーディネートが完成するからこそ、合わせる小物やヘアスタイルがとても重要です。時代やなりたい女性像に、髪型がきちんと合っていないと野暮ったくなってしまうことも。今回は、モードなメッシュバッグ合わせることで、タウン仕様に。ヘアスタイルはエイコさんが素敵に作ってくださいました♡」
>>>EIKO’S COMMENT
「大柄のフラワープリントは、ヘアスタイルによっては時代遅れな印象になってしまいがち。かといって、ウェービーにすると、目に浮かぶのはアメリカン カントリー。もちろんそれも素敵ですが、日本では少し浮いてしまいますよね。そんな時は先ほどと同じように、ヘアスタイルでテイストをミックスさせます。今回は、ストレートヘア&センターパートにすることで、マニッシュな印象に。ロングの人は、センターパートで一つにまとめるのも良いですね。手抜きにならないよう、もちろんウェットな質感は忘れずに!」
使用したスタイリング剤は……

いかがでしたか? 髪をカットすることはもちろん、そのスタイリング方法でも、コーディネートの印象は大きく変わります。そう、オシャレとヘアは切っても切れない関係なのです。
次回は、5月11日(火)に公開予定。STORYで活躍されているライターの澁谷さんにご登場いただき、「セミロング」編をお届けします。お楽しみに!
Photograph /Shungo Tanaka(MAETTICO)
Hair&Make-up/Eiko Sato(ilumini)
Styling /Naoko Okusa
Text / Manami Sato
Edit /Ayako Suzuki
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