10/28に発刊した『AMARC magazine』。まだご覧になっていない方には、その内容を少しだけ。すでに手に取ってくださった方には、より楽しんでいただくための番外編をWEBで展開します!
第1弾は、「Colour you up!」という欧文タイトルを付してお届けした、「色」をテーマにしたファッション企画の番外編。雑誌では、4つのテーマ、8体のコーディネートを「物」の写真とともに構成しましたが、WEBでは、そのうちの4体を抜粋して、大草が「実際に着た」写真とともに、お届けします。
ピンクを着ることは、ピンクのもつ純粋さや愛らしさを。タバコのようなカーキがかったグレーを着ることは、スモーキーな強さを「着る」ということ。元気になりたいときは元気な色を選べばいいし、知性を表現したいときは知的な色に頼るべき。決して似合わない色などはなく。着たい色と自分の間に少し距離があるときは、少しくすませたり、もしくは白を足したり――と、パレットの上で絵の具を混ぜるように、コーディネートすればいいのです。色同士の組み合わせのコツも、ヒントはすぐそばにあります。例えば自然界で近くに存在する2色はマッチングが完璧だし、モノトーンは誰もができる永遠の色合わせ。そう、難しいことは考えず、色をもっと自由にたのしみたい!
NATURE
サンゴの色のオーシャンブルー。
2つをつなぐのは「肌」



自然界の近くに位置する色と色は、「自然と」なじみ、響き合います。色×色は難しいと思うかもしれませんが、窓の外の風景に、意外とヒントがあったりするのです。雑誌が手元にある方は、ぜひ、物撮りの写真と見比べてみてください。置いて撮影したコーラルピンク×淡いブルーは、コントラストが強く際立っています。私が着用したものは、首元の肌、手元足元の肌があることで、ピンクとブルーの色の差が少し弱まるように見えます。そう、色と色の個性を少し消したい場合は、肌を挟み込むのが正解。そして、パンプスやバッグも、温かな色みにすると、ブルーのもつクールさがよりきれいに見えます。
MONOTONE
「少量の光」で、
表情豊かな黒を照らして


このコーディネート、実は、私も編集部の鈴木も大好きなもの。雑誌に掲載しているカットには、実はカチューシャが付いていますが、私は似合わないので(笑)。こうして見てみると、全身で引いたときに、真っ先に目に映るのは、ネックラインと袖口にのぞかせた白。ほんの少しだけれど、確実なアイキャッチになっています。この白が「ライト」の役割を果たし、ミドルゲージのニット、表革のパンツ、スウェードのブーツ、シルクのバッグ――と、黒のさまざまなニュアンスがクリアに見えてきます。黒でまとめるコーディネートのルール、白を数滴、そしてマテリアルの奥行きをつける。これで、華やかで親しみやすい「黒の全身」になるのです。
BEIGE
地味色を集めると脱地味!
華やかで饒舌な着こなしに


アースカラーと呼ばれる、ブラウンやベージュ。一見地味? ぼんやり見える? と思うかもしれませんが、何色も集めていくと、驚くほど華やかなコーディネートに。もちろん素材に緩急をつける、全く同じ色だけでまとめず、少しずつ表情の違うものを重ねていく――簡単なテクニックは必要ですが。素材のバリエーションが豊かで、少しずつ重ねていくことができるのが冬。そうして実践したのが、「黒を使わない」「奇抜な色を使わない」、アースカラーを集めた着こなしです。アーシーな色の中でも、淡色、濃色……とメリハリをつけて、シルエットがぼんやりしないように ベルトを活用して。私も大好きなスタイリングです。
BASIC COLOUR
ベーシックの土台があるから、
どんどんはずして遊んで!



定番色、ベーシックなアイテムこそ、毎年着こなしをアップデートしたいですよね。グレーのコートやベイビーのジャケット、そして土台になる地道な色があるから、逆にどんどん楽しい色やアイテムを重ねていけます。例えばコート、ニットをネイビーで統一し、知的できちんとした印象を作っておけば、パンツの色選びは自由自在。マスタードイエローを、くっきりと際立たせ、そうして靴もボルドーで、さらに遊ぶ。こうした自由な発想を支えてくれているのが、ネイビーのストイックさ。クローゼットを開けると、生真面目な色やアイテムがずらっと揃っている、そんな人こそ、その信頼できるアイテムをベースに、ワクワクするようなコーディネートが実現可能♡なのです。
PHOTOS:TOMOKO MEGURO
HAIR&MAKE-UP:chiSa
STYLING&TEXT:NAOKO OKUSA
EDIT:AYAKO SUZUKI(AMARC)
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
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【COLUMN】
AMARC magazine
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AMARC magazineの創刊号は、ファッション、ビューティ、旅にインタビューと、盛りだくさん。どのページも1ページずつ、吟味した情報を、魂のこもった強く美しい「写真」と、100年残る「言葉」でまとめあげました。
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AMARC magazineは、「AMARC STORE」のほか、下記でもお取り扱いがあります。(AMARC STOREは本ページの一番下にある「オンラインストアへ」から遷移できます)
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