老若男女問わずすっかり定番となったスニーカー合わせ。でも、大人の女性にとって、日常にアスレジャーを取り入れるのは、まだハードルが高いのが実情です。 普段の装いに少しだけスポーツ要素を効かせたい時、思い切りカラフルなスニーカーはインパクトが強すぎて……という声を聞くこともしばしば。
そんな時、ふとヨーロッパのマダム達の足元に目を向けてみると、実に軽やかにスニーカーを履いています。普段着に馴染むカラリング。それでいて、コーディネートの効かせポイントとしても、ちゃんと生きている――まさに理想のスニーカー合わせ。
今回AMARCが提案するのは、大人に似合う、ニューウェーブのスニーカースタイル。中でも、スポーツテクノロジーや配色の強いハイテクスニーカーではなく、じわじわとトレンドに進出しつつある、アナログテイストなスニーカーたちに注目。ワードローブにも合わせやすく、それでいて鮮度の高いスタイルに仕上げてくれる、今季大草が注目している2つのブランドをご紹介します！ もちろん、歩きやすさなどの実用性も検証済みの、逸品をお届け。
スポーティな瞬発力と
繊細なクラシカルさが共存
「D.A.T.E. の FUGA」
- スニーカー￥34,100／デイト（ティースクエア プレスルーム）
- フロント部分に配されたスニーカーの顔、シューレース。この紐の細さに注目！全体の印象をぐっと繊細に引き寄せてくれます。
- アッパーの黒い部分はラメ仕上げ。スポーティなスニーカーにエレガントさが加わります。マットなレザー、スウェードに艶やかなアクセントを。
- クッション性の高さを求めると、ソールは厚くなります。それを間延びさせないシャープなライン。かかと部分のデザインは足首をキレイに見せてくれます。
2005年に生まれた「D.A.T.E.（デイト）」は、創業者4人の名前のイニシャルから名付けられたネーミング。ロンドンで出会った4人は、自分たちが本当に履きたいスニーカーを追求。イタリアのフィレンツエで開催される、世界最大級の展示会「PITTI IMMAGINE UOMO」（2006年）で、小さなスペースにも関わらず、わずか3日間で8000足を売り上げ、一躍有名になりました。
「FUGA（フーガ）」は透湿性の高いメッシュをアッパーに使用した、ランニングスニーカー。スエードとヌバックレザーのトリミングが印象的な、D.A.T.Eのベストセラーモデルです。2.5cmのジェルインソールと、軽量アウトソールがデザインポイントで、歩きやすさとデザイン性の両方が備わった機能美。素材は全て厳選されたイタリア製。すっきりとしたフロントと比べ、サイドからの見た目はボリューミーですが、くるぶしがしっかり見えるカッティングと、薄目のはき口で、脚をすっきりキレイに見せてくれます。
＜PICK UP POINT＞
✔︎実は珍しい！細いシューレースで、ぽってりさせない端正な表情
✔︎白、オフ白、黒、どんな服にも馴染む色合わせ
✔︎スウェードがモノトーンのコントラストをまろやかに
✔︎ライン使いなどシャープな印象なので、長めのスカートや、柄物のワンピースなど甘めスタイルの人にお勧め
＼NAOKO’S STYLE／
ふっくらニットと、
揺れるフラワープリントに、
ちょうどいい黒のバランス
上下共に、ベージュのマイルドなカラーに合わせた、モノトーンのシャープなスニーカー。洋服のもつ甘さを打ち消すことなく引き立ててくれ、ラフなフォルムにキレの良いメリハリがつきます。しっかりとくるぶしが見えることで、スカートとスニーカー両方のボリュームに、抜け感を作ります。歩いた時に、ちらりと見えるくらいのスカートの丈がベストバランス！ これ以上短いと、幼い印象になってしまいます。そして、スニーカーの黒をバッグにも。柔らかな洋服達の輪郭が、キリッと引き締まります。
シンプルでスマート、
ラグジュアリーな一足を選ぶなら
「PHILIPPE MODEL の TEMPLE」
- スニーカー￥64,900 ／フィリップモデル（トヨダトレーディング プレスルーム）
- 厚さ4cmのソール！このボリュームが上質な履き心地に。この厚みがあるのに重たさを感じないのは、ソールの形状に秘密あり！
- まるでジュエリーのように輝くプレートが、ラグジュアリー。所々に配されたシルバーの縁取りも、アクセントに。
- ベロア素材がシック。洗練された白に、温かみのある素材が秋冬モードに。
1980年代にバッグやシューズのデザインで注目を集めたフランス人のアーティスト、フィリップ・モデル氏と、イタリアの靴デザイナー、パオロ・ガンバート氏の共同プロジェクトとして 2008 年に発足した「PHILIPPE MODEL（フィリップモデル）」。フランスの芸術的な感性と、イタリアの伝統に基づいた、クラフツマンシップの融合が特徴的です。 素材はすべてイタリア製にこだわり、職人によって1点1点丁寧に作られています。機能性とデザイン性を兼ね備えたディテールや、上質な素材と配色の巧みな組み合わせが印象的なスニ ーカーが揃っています。
「TEMPLE（テンプル）」シリーズは、90年代のハイファッションのルックスにインスパイアされたシンプルなアッパーに、ボリューミーなソールが特徴的な定番の人気モデル。上質な履き心地を生み出す、クッション性の高いソールを取り入れることで、洗練されたデザインに快適さをプラスした、完璧な組み合わせを実現。真っ白なレザー素材は、履くだけでこの上なくクリーンに導いてくれます。プレーンな白スニーカーは数あれど、このソールのボリュームを持ってして、このシャープさが叶うものは、多くないはず。厚いソールのドタっとした印象を抑えるのは、アッパーとソールを繋げる台形のフォルムが最重要。
＜PICK UP POINT＞
✔︎とにかくフレッシュな白！ カジュアルな装いを最上級までクラスアップ
✔︎厚底は足が短く見える……そんな心配を払拭してくれる、脚長効果の台形のソール
✔︎輝くプレートとシルバーのライン使い、そしてベロア素材がラグジュアリー
✔︎普段ハイヒールやパンプスを履くことが多い、エレガント派にお勧め
＼NAOKO’S STYLE／
スウェットに合わせてもラグジュアリー。
モノトーンにスニーカーを利かせて
スウェットパンツを、ご近所着やスポーツウエア止まりにしないコツは、コーディネートのどこかにエッジを効かせること。モノトーンの配色と、スニーカーのシャープさで、カジュアルダウンを防ぎます。もちろん、黒のウールパンツでもいいのですが、コーディネートにメリハリをつけるために、足首をキュッと絞ったこの形が正解。先出のスニーカー同様、くるぶしがしっかり見える”くり”であることで、足元に女性らしさを呼び込みます。当然、かかとのベロア素材も意識して。歩きやすさを重視した厚いソールは脚の長さもプラスしてくれるので、スタイルアップも叶います。スウェットとスニーカー以外のラフさは抑えるために、Tシャツではなくタートルカットソー できちんと感を加えて。
今一番知りたい、大人のスニーカー事情、いかがでしたか？ 新しくって、インパクト大！ な、メガスポーツブランド（も、大好きですが♡）とは一味違った、新しいスニーカーの取り入れ方を、ぜひ参考にしてください！
AMARC CHANNELでも、
“ニューウェーブスニーカー3選”を公開中！
AMARCのYouTube「AMARC CHANNEL」でも、大人に似合う“ニューウェーブスニーカー”をご紹介しています！ 普段のベーシックなコーディネートを、ちょっと格上げしてくれるようなシックなスニーカーをピックアップ。ぜひご覧くださいませ！
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
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