さまざまなメディアや講演に登壇したり、大学で客員教授として教鞭をとったり。多方面で活躍し続ける、ジャーナリストの安藤優子さん。
本企画は、そんな安藤さんに魅了されたAMARC編集長の大草直子が、みなさんがまだ知らない『安藤さんの魅力』をシェアしたいと、自ら発案。6つのドメスティックブランドから大草がピックアップしたアイテムとそのコーディネートをお届けします。
2つめのブランドは「ATON（エイトン）」。大草自身、公私ともに愛用しているエイトンのアイテムで安藤さんに提案したのは、ALLホワイトスタイルでした。
セカンドハウスで過ごす
休日をイメージ。
“ミルクホワイト”カラーで作る、
ラグジュアリーカジュアル
NAOKO OKUSA’S COMMENT
「留学経験があったり、取材に飛び回っていたりと、海外で過ごすことも多かった安藤さん。いまは、フレンチブルドックのりんちゃんのお散歩もあり、“カジュアル慣れ”しているだろうなと思っていました。
そこで、ただのカジュアルではなく、ちょっと贅沢な休日のカジュアルを提案。ドライブがてらセカンドハウスに遊びに行くシーンをイメージして、ALLホワイトでコーディネートを組みました。
エイトンのディレクターの久﨑さんは、素材オタク（敬意を持って、こう呼ばせていただいています）。素材の特性や魅力をよく理解したうえで、デザインや色に落とし込んでいます。今回選んだ、“ミルクホワイト”は、優しい冬の白。安藤さんの透明感のある瞳の色、白い肌、そして髪の色にジュワッと馴染みます。だからこそ、黒をどこにも入れず、全身で思い切り堪能して欲しかったのです。
そして、性別を問わない“クロスカテゴリー”なラインナップが揃うエイトンは、背がしっかりある安藤さんにぴったり。一見、シンプルでスタンダードなデザインですが、着姿の美しさと着心地の良さを両軸で考えているので、人の身体が入ったときのシルエットは秀逸ですし、着心地も◎。大人のカジュアルシーンを豊かに彩ってくれます」
YUKO ANDO’S COMMENT
「白は好きな色。一番ゴージャスな色だとも思っています。とくに、エクリュや今回のミルクホワイトといった、ニュアンスのある白は大好き。粗忽者の私は、すぐに汚してしまうけれど（笑）、信頼できるクリーニング屋さんを頼りに、積極的に白の洋服を手にとっています。
このコーディネートの中で、白以外の色はバッグだけ。そのバッグの色も、何色と一言では言い表せないような不思議な色。ALLホワイトの中に、こういった絶妙な曖昧カラーを差し込む感性、さすが大草さんです。コントラストをつけるのではなく、柔らかなニュアンスカラーと組み合わせると、白の美しさが引き立ちますね。
また、カシミヤのニットは肌心地がよく、コートやパンツもゆったりとしたラグジュアリーなフォルム。憧れの”大人の週末”スタイルですね」
BRAND STORY
“ここにしかないもの”をキーワードに、デザインから生産まですべての過程において“丁寧”をカタチにしたブランド。ブランド名の由来は “あ” から “ん” までを指す、A to N＝「ATON（エイトン）」。生産者と密にコミュニケーションとりながら、目に見える生産背景できちんとした物づくりをしたいという思いが込められている。プロダクトは、スタンダードに見えながらも、着用したときのシルエットが美しいのが特徴。素材の特質を徹底研究した上でのデザインが、ストレスフリーな着心地も叶えている。
いかがでしたか？ 冬の街に映える白。ときには、ALLホワイトスタイルで穏やかに――贅沢な大人の休日の過ごし方ですね。
次回は「Chaos（カオス）」をピックアップ。安藤さんが、「自分にはない世界観だった」と語るワンピースとは？
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs ／ Akira Maeda（MAETTICO）
Model ／ Yuko Ando
Hair & Make-up ／ Yukio Mori（ROI）
Styling ／ Naoko Okusa（AMARC）
Edit & Text／Ayako Suzuki（AMARC）
