AMARCの「バッグ」特集。ファッション&占いエディターの青木良文さんに監修いただいた「“格上げ”バッグガイド」に続いてお届けするのは、ファッショニスタの”願掛け”バッグ。
6人のファッショニスタに、愛用しているバッグを購入したときのエピソードやバッグに込めた想いを取材。6者6様のストーリーを、普段のコーディネートやバッグの中身とともにご紹介します。
2人目は、『Precious』、『eclat』 などの雑誌を中心に活躍する、スタイリストの望月律子さん。仕事に邁進していたときに出会い、自分へのご褒美として購入した、一目惚れバッグをご紹介くださいました。
Q1.愛用している“願掛け”バッグは?
ボッテガ・ヴェネタ の「カバ」
Q2. いつ、あなたのもとに?
迎え入れたのは、10年くらい前。元々大きいバッグ派で、ずっとこのサイズの「カバ」が欲しいと思っていたのですが、そのとき気になっていたのはブラックかダークブラウン。ただ、大きさもあり、ダークカラーだとメンズ感が強くなってしまう気がして、購入を躊躇していました。そんなとき、この日本限定の『ミスト』が発売されると耳にして。なんて素敵な色なのだろうと、一目惚れしたのを覚えています。
この頃、仕事も自分なりにとても頑張っていたし、“for me”的なご褒美を買おうと思っていたタイミングでもあったので、不思議なご縁を感じ……すぐに購入を決めました。
Q3. このバッグの気に入っているところは?
普段の仕事から1泊の旅行まで使える汎用性の高さ。そして、“グレイッシュなホワイト”が、ベーシックカラーが多い私のコーディネートのポイントにもなってくれて、重宝しています。正直、高額ではありましたが、心から買って良かったと思えるバッグです。これからも大切に使っていこうと思っています。
Q4.バッグの中に入っているものは?
A. MOTTERUのエコバッグ。簡単にコンパクトに丸められて便利。マイベーシックカラーのカーキもお気に入りです。
B. ヴァレクストラのカードケース。名刺を入れています。ヴァレクストラのカードケースは使っている人が多いので、お揃いですね、と初めましての方とのコミュニケーションの入り口にも。
C. nbのワイヤレスイヤホン。ケースのフォルムが丸くて可愛いのと、イヤホンの色が上品なところが気に入っています。
D. 今年新調した、ボッテガ・ヴェネタの長財布。ずっと長財派ですが白は初めて。汚さないように扱うのも所作が丁寧に見えていいな、と思っています。
E. ともにマリメッコのポーチ。大きなバッグのときは中が見えやすいので、ポケットティッシュやイヤホン、エコバッグなど、細かい物は全て大きいほうのポーチに。小さいがま口タイプは、リップやハンドクリームなど頻繁に使う物を入れています。
F. エルメスのストール。カシミアシルクのストールは、オールシーズン活用。夏は冷房が強い電車の中でもさっと使えて便利。バッグからあえて少し出して、柄を見せたりなどコーディネートの盛り上げ役にもなっています。
Q5. 普段はどんな装いに合わせていますか?
素材感や色合わせなど、全身のバランスに抜け感が欲しいときに合わせることが多いです。肩にも掛けられて、トートバッグのようにも持てるので、大きさの割に色々なスタイリングに合わせやすいところも気に入っています。
Q6. 次に欲しいと思っているバッグは?
ロエベの「パズルフォルド トート」が気になっています。やっぱり大きいバッグが好きなんですね。
Profile
スタイリスト
望月 律子
小学館『Precious』、講談社 WEB マガジン『mi-mollet』などを中心に活動中。ベーシックでいながら洗練されたスタイルが人気。トークイベントやスタイリングイベント、ブランドとのコラボアイテムの開発等、活躍の場を広げ続けている。大人の女性が自分らしく輝けるスタイリングのご提案をする完全予約制ファッションレンタルサロン『Allons-y』オーナー。著書に『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)。
Instagram:@ritsukomochizuki