Your style is you大草直子の信じるおしゃれ

2023.01.20

オメガのスピードマスター 38mm 【50歳記念の時計選び】


1月6日(金)にAMARC CHANNEL(YouTube)から配信したライブ、「大草直子が50歳の記念に選ぶ時計は?!」のおさらいとともに、ライブではお伝えしきれなかった、それぞれの時計の魅力を深掘りする本企画。

ご紹介するのは、11ブランドから1本ずつ選んだ、11本の時計。見目麗しい意匠はもちろんのこと、耐久性や機能性、そして、その裏側にある歴史やクラフトマンシップまで。なぜ、美しい時計が、私たちの人生を照らし、支え、豊かにしてくれるのか、その理由を紐解きます。

―OEMGA―
スピードマスター 38mm

NASAの宇宙開発ミッションやオリンピック大会のタイムキーパー、さらには人気スパイ映画「007」シリーズでジェームズ・ボンドが愛用し続けるなど、偉大な歴史をもち、抜群の知名度を誇る「オメガ」。代表的な4つのコレクションの中でも、大草が惹かれたのはスピードマスターでした。

躍動感の中に気高さが漂う

ジェンダーレスウォッチ

スピードマスター 38mm[18KYG&SS×レザーストラップ、ケース径38mm、自動巻]¥924,000/オメガ(オメガお客様センター  Tel: 03-5952-4400) ※2月1日より価格改定あり。新価格:¥979,000

1957年に誕生したスピードマスターは、オメガを代表するロングセラーモデル。当初は、カーレース用の腕時計として誕生、販売されていましたが、1969年のアポロ計画で、機械式の手巻きモデル、スピードマスター プロフェッショナルが、人類初の月面着陸に携行され、”ムーンウォッチ”とも呼ばれるように。

ライブでは、服飾ジャーナリストの山本さんが、スピードマスターが月に行くに至るまでの検査や開発に関与した、NASAの元エンジニア ジム・ラーガンにインタビューをしたときのエピソードを教えてくれました。NASAは、1969年に月に旅立つ前、1965年に宇宙開発に携行できる時計を求め、10の時計ブランドに協力を要請。それに応え、最終的にテストを受けられたのが3つのブランド。そして、厳格な検査の11の項目(高温、低温、湿度、振動、加速度 etc……)すべてをクリアできたのが、唯一、オメガのスピードマスター だったのだとか。

クロノグラフ(ストップウォッチ)機構が搭載されているスピードマスターの文字盤の中には、小さなダイアルが。大草が選んだ、スピードマスター 38mmには、3時、6時、9時の位置に3つのインダイヤルが配され、それぞれが楕円のフォルムを描き、文字盤に遊びをもたらしています。また、3つのリューズも、ワイルドでスポーティなデザインポイントとして効いています。どちらかというと、男性が好みそうな機能やデザインですが、女性が、あえてこういった時計を身につけると、華奢さが際立ち、色香が香ると大草は語ります。また、38mmという、”アラウンド40″のケース径は、体型やシーンを問わないサイズ感。もともと、ユニセックスモデルとして展開されていますが、まさに、性別や世代を超えてシェアできる1本なのです。

また、大草は、このタイムピースに惹かれた理由のひとつとして、ベルトで表現されているグレーをたっぷり含んだグリーンを挙げています。肌馴染みが良く、洋服とも合わせやすいのだとか。グリーンは、ベルトだけでなく、タキメータースケール(速さを計るためにベゼルに配された目盛り)にも採用され、その周りを18Kイエローゴールドとステンレススティールのケースが囲っています。時刻を表すインデックスも18Kイエローゴールド製。針は、時針と分針が18Kイエローゴールド、秒針にはグリーンのニス塗装が施されています。

“ムーンウォッチ”としての伝統とルックス、そして機能性を守りながら、サイズやカラリングを更新し、よりモダンに、エレガントに進化したスピードマスター 38mm。気高さと躍動感を持ち合わせ、性別を問わず魅了する名品です。


BRAND STORY ―

OMEGA
(オメガ)


1848年に、時計師ルイ・ブランによって、オメガの前身となる時計工房がスイスで産声をあげた。1894年には、伝説のムーブメント「キャリバー19ライン」を発表。これを搭載した時計に冠されたマークが、ギリシャ語の最終文字かつ究極を意味する”Ω(オメガ)”であり、のちにブランド名にも採用された。これまでに成功した6回の月面着陸など、NASAのミッションに多数参加しているほか、深海をも制覇し、精度に関する数えきれないほどの賞を受賞している。また、1932年以降、30回以上のオリンピック大会でオフィシャルタイムキーパーという大役を果たしている。さらに、レディスウォッチというジャンル自体が確立されていない1902年に、どこよりも早くレディスウォッチを発表し、レディウォッチの未来を照らす金字塔となった。


Photographs / Keita Takahashi
Styling / Manami Sato(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)

※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※本ページにおける素材の略称は、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SS=ステンレススチール、18K=18金になります。

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