Your style is you大草直子の信じるおしゃれ

2023.01.23

IWCのポートフィノ・オートマティック 37【50歳記念の時計選び】


1月6日(金)にAMARC CHANNEL(YouTube)から配信したライブ、「大草直子が50歳の記念に選ぶ時計は?!」のおさらいとともに、ライブではお伝えしきれなかった、それぞれの時計の魅力を深掘りする本企画。

ご紹介するのは、11ブランドから1本ずつ選んだ、11本の時計。見目麗しい意匠はもちろんのこと、耐久性や機能性、そして、その裏側にある歴史やクラフトマンシップまで。なぜ、美しい時計が、私たちの人生を照らし、支え、豊かにしてくれるのか、その理由を紐解きます。

―IWC―
ポートフィノ・オートマティック 37

スイスのシャフハウゼンを拠点とする「IWC」には、トレンドに左右されない、シンプルで硬派なタイムピースが多く揃います。今回、大草が選んだのは、その中でもストイックに装飾が削ぎ落とされたポートフィノ・オートマティック

静かなる魅力が溢れる、

マスキュリンな佇まい

ポートフィノ・オートマティック 37[SS×カーフスキンストラップ、ケース径37mm、自動巻き]¥792,000/IWC(Tel: ℡0120-05-1868)

ライブでは、「38歳のときに、仕事を続けていく”覚悟をくれる時計”を求め、IWCのポルトギーゼを購入した」というエピソードを語った大草。そんな大草が、50歳になったタイミングで惹かれたのは、ポルトギーゼよりも薄く、ケース径も小さい、ポートフィノ・オートマティック 37でした。

ポートフィノコレクションが誕生したのは1984年。1865年に創業したIWCの中では比較的新しいコレクションです。コレクション名は、イタリアのリグーニア海岸に面する高級リゾート「ポルトフィーノ」に由来しています。その名からも連想されるとおり、どこまでも滑らかで優美な曲線を描くラウンドケースローマ数字とシンプルなバーインデックスオーガニックなフォルムのリーフ針は、ひときわエレガントでクラシカル。

大草が選んだ、ポートフィノ・オートマティック 37は、文字盤がスレートグレーと言われるマスキュリンなカラー。黒ほどの強さはない、気品漂う色で、インデックスに配された12のダイヤモンドの輝きを引き立てます。カーフスキンのレザーベルトはトープカラー。グレーともベージュともつかない絶妙なニュアンスカラーで、合わせる洋服やジュエリーを選びません。ライブ中、大草も「育てていきたいベルト」とコメント。

また、ポートフィノ・オートマティック 37は自社製のムーブメントが搭載されています。裏面はサファイアガラスが採用されており、振り子が動くことで時計が起動する、機械式時計ならではの、美しく繊細な構造を愛でることができます。機械式の自動巻きで、約5日間のパワーリザーブを備えているのも嬉しいポイント。ケース径は37mm。体型や性別を超えてシェアしやすい大きさで、カジュアルからドレスアップまでシチュエーションを超えて身につけられます。

ライブの中では、IWCの時計に惹かれる理由として、その歴史についても触れた大草。IWCは、世界を相手にハイクオリティな時計を作り、それを広めたいという想いのもと、アメリカの時計技師がスイスに渡り、1865年に創業したブランド。創業当時のブランド名は「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」でした。大草は、スイスで培われた歴史と確かな技術と、アメリカのモダンで革新的で自由な精神が融合されているところが好きなのだとか。その話を受けて、服飾ジャーナリストの山本さんからは、時計愛好家の中では、そんなIWCの成り立ちに敬意を込めて「インター」と呼ばれることもあるというトリビアを教えてくれました。


BRAND STORY ―

IWC
(アイ・ダブリュー・シー)

1868年に、スイス・チューリッヒ近郊にあるシャフハウゼンにて、アメリカ・ボストン出身の時計師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが創業。大多数の人が、新たなる成功を求めて、”西”へと進出していた時代に、ジョーンズは、スイスが誇るクラフトマンシップに目をつけ、反対の方角へ。スイスの中でも、一流のウォッチメゾンが集うジュネーブではなく、シャフハウゼンを拠点としたのは、長きにわたる時計製造の歴史がシャフハウゼンにもあり、優秀な時計技師が多くいたこと、鉄道などのインフラも整備されていたこと、そして、ライン川を利用した水力発電所の建設が進められており、時計製造に必要な電力の確保ができると見込んだため。アメリカ特有の果敢な開拓者精神に支えられ、スイスの職人技とアメリカの近代的なエンジニアリングは見事に融合。シャフハウゼン発のシンプルかつ端正なIWCの時計は、世界的に有名になり、時代を超えて愛されている。IWCの伝統とその精神は、創業当時のブランド名「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」にもあらわれている。現在のブランド名であるIWCは、創業当時のブランド名の頭文字からきている。


Photographs / Keita Takahashi
Styling / Manami Sato(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)

※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※本ページにおける素材の略称は、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SS=ステンレススチールになります。

【関連記事】
【山本晃弘さん×大草直子】大草直子が50歳の記念に選ぶ時計は?!(AMARC CHANNEL(YouTube))
【vol.56】大草直子が時計を購入!? 50歳の記念に選ぶ1本は?(AMARC CHANNEL(YouTube))
【12の時計、12のストーリー】 アメカジ育ちの僕が、初めて自分で買った時計。ハミルトンのカーキ フィールド by 山本晃弘

PREMIUM MEMBERS ONLY
プレミアム会員限定

こちらの記事や機能はプレミアム会員の
お支払い完了後にご利用いただけます。

プレミアム会員特典一覧

AMARCメンバーになる

プレミアム会員の方のログインはこちら

top