1月6日（金）にAMARC CHANNEL（YouTube）から配信したライブ、「大草直子が50歳の記念に選ぶ時計は？！」のおさらいとともに、ライブではお伝えしきれなかった、それぞれの時計の魅力を深掘りする本企画。

ご紹介するのは、11ブランドから1本ずつ選んだ、11本の時計。見目麗しい意匠はもちろんのこと、耐久性や機能性、そして、その裏側にある歴史やクラフトマンシップまで。なぜ、美しい時計が、私たちの人生を照らし、支え、豊かにしてくれるのか、その理由を紐解きます。

―PIAGET―
ポセション ウォッチ

ジュエラーとしても名高い「ピアジェ」ですが、ブランドの出発点は、時計のムーブメント製作でした。そう、ピアジェの時計には、「マニュファクチュールとしての時計製造技術」と「宝飾品としての品質」、このふたつの要素が、最高レベルで共存しているのです。いくつもの名作の中から、大草が選んだのはポセションウォッチでした。

ジュエリーウォッチに宿る、

自由な遊び心とエレガンス

ポセション ウォッチは、ピアジェのジュエリーライン「POSSESSION（ポセション）」の、遊び心あふれる”回転するリング”から着想を得た1本。

リングやバングルにも”回転するリング”があしらわれていますが、ウォッチは、優美な曲線を描くベゼルを回転させることができます。大草が魅せられたポゼション ウォッチは、モダンなステンレススチールのベゼルで、その上に配された1粒のダイヤモンドが、洗練されたきらめきを放ちます。文字盤に配されているのも11粒のダイヤモンド。ライブ中、大草は「ダイヤモンドが教えてくれる時刻は、数字とはまた違う、情緒とエレガンスが漂う」とコメント。ストラップはインターチェンジャブルストラップといわれる仕様で、簡単に着せ替えることができます。その日の気分や装い、シーンに合わせたアレンジを楽しみながら、長く愛用して。

また、ライブで、服飾ジャーナリストの山本さんが解説してくれたように、ピアジェは、時計の部品やムーブメントの製造からスタートしたブランド。140年を超える歴史の中で培ってきた匠の技で、”高級薄型時計”の代名詞と言われるほど、薄くて美しい時計をいくつも生み出しました。まるでセカンドスキンのように滑らかに腕に馴染むタイムピースは、姿勢や所作までエレガントに見せてくれます。

― BRAND STORY ―

PIAGET
（ピアジェ）

1874年、スイスのジュラ山脈にある小さな集落、ラ・コート・オ・フェにて創業。”妖精の丘”という意味を持つこの地は、高度1,000m以上の場所にあり、冬になると厳しい寒さを呼ぶ。ジョルジュ＝エドワール・ピアジェ は、19歳という若さで、この地にあった自分の農場内に時計工房を設け、家族と共に時計の部品やムーブメントの製造を始めた。彼が持つ高い技術力はすぐに知れ渡り、注文が殺到。順調に成長を続け、1911年に息子のティモテ・ピアジェが引き継いでからは、ムーブメントのみならず、懐中時計や腕時計の製造をスタートした。やがて、精緻な機械式時計の作り手としての名声を築き、その名は、”高級薄型時計”の代名詞と言われるまでに。1959年からはジュエラーとしての顔も持ち、時計製造と高級宝飾、それぞれの分野で培ったクラフトマンシップを融合。比類なきラグジュアリーウォッチを次々に生み出している。

Photographs ／ Keita Takahashi
Styling ／ Manami Sato（AMARC）
Edit & Text／Ayako Suzuki（AMARC）

※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※本ページにおける素材の略称は、YG＝イエローゴールド、WG＝ホワイトゴールド、PG＝ピンクゴールド、SS＝ステンレススチールになります。

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