Blog 大草直子の毎日AMARC

世界に誇るカイハラのデニム。RED CARD TOKYOのシアトル

広島県福山市に本社を置くカイハラ。世界的なブランドのデニムも、カイハラ指名、というくらいすごい会社です。創業はなんと1893年。のちにデニム製造につながる、藍染め絣の機屋としてスタートしたんだそうです。本格的に世界に名が知れ渡ったのは、1970年代。絣製造の知識や技術を応用し、カイハラ独自の染色機械を開発したことで、世界的に「カイハラブーム」が。

多くのブランドが買い付けの殺到し、中には、あのリーバイスも含まれていたとか。今では、国内シェア50%、日本の街を歩く人のデニム、2本に1本はカイハラの生地を使っている、という計算になります! 

このRED CARD TOKYOのシアトルもカイハラデニム。もちろん、組成や上代によって、使える生地も異なるわけですが、これは、「ザ・カイハラ」という感じがして、とにかく気に入っています。コットン100%。ストレッチ性を作るポリウレタンが入っていないので、良い意味での堅さが、スラックスのようなきれいなシルエットを作ってくれて、夏は、こんなくたっとしたTシャツに合わせ、冬は、きれいなショートブーツとボタンダウンのシャツ、そしてダッフルコートなんていうトラッドな着こなしもできるなあ、と妄想しています。

ヴィンテージのようなやれたダメージデニムも好きですが、この、くすみのないシボ感が、このデニムの特徴で、ここがカイハラらしい。独自の「D-Spec」という技術を使い、糸の外側を濃色に染めることで、経年で、より「アタリ」が強く出てくるのだそう。

これぞ、私が高校生の頃憧れていた、アメリカデニムのイメージで。よく、ごわごわの生デニムを「育てる」なんて聞きますが、このデニムは「シボ感を育てていこう」と思っています(笑)。いやあ、久しぶりに出会った、スペシャルな1本。センタープレスが脚をまっすぐ、そしてカーヴィなシルエットが今っぽい。この出会いに、感謝♡