先週に引き続き、新年に向けた特別企画をスタート! 美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介します。
今週ピックアップする肌悩みは「ほほの乾燥・肌荒れ」「肝斑」「ほうれい線」。本日は「ほほの乾燥・肌荒れ」編です。
>フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
深い呼吸が
ほほを潤す第一歩
ほほ下からフェイスラインにかけてのエリアは「肺」のゾーン。ここでいう肺とは内臓の肺だけではなく、鼻、喉、気管支、皮膚などの呼吸器を含みます。
皮膚はガス交換をしている呼吸器、「第三の肺」と呼ばれます。そのため、顔の中でもっとも面積が広いほほ下からフェイスラインには、呼吸器の状態がよく表れるのです。たとえば、ほほの皮膚が乾燥していると肺も乾燥し、ほほの皮膚が赤くなっていると肺にも炎症が起きていると想定できます。また、ほほの毛穴が目立つのは、浅い呼吸と皮膚の防御力の低下を物語っています。
現代は高ストレス社会。知らずの間に常に過度の緊張状態にあり、呼吸が浅くなっている可能性があります。そしてそのことにより、肌へのさまざまなトラブルが出てしまうのです。ストレスのほか、姿勢の悪さや悲しみの感情も呼吸を浅くする要因のひとつ。中医学では、肺は悲しみの感情と関わりがあるとし、深い悲しみは、ほほのエリアにシワやへこみを刻んでしまう、とも言われています。
肺のゾーンに起こる乾燥などの肌トラブルをケアするためには、深い呼吸ができるヨガを始めてみることがおすすめです。ヨガなどで行う深い呼吸は自律神経をコントロールし、ほほ下やフェイスラインの肌状態を良好にします。そのほかにも、呼吸器に有益なフランキンセンスなどのアロマオイルの香りを吸い込みながら、深呼吸をすることも効果的です。
呼吸器の不調には「鼻うがい」を。耳鼻科で推奨されている鼻洗浄器を使ってみてください。水道水で行うと痛みを感じるので、生理食塩水とセットになっているものを選んで。喉と鼻がすっきりとして、快適に過ごすことができます。
Recommend Item
乾燥へのケアとして、保湿に重点をおいたスキンケアを心がけましょう。水分だけでなく、脂質の不足も乾燥の原因。脂質を補ってくれる「セラミド」配合に加え、呼吸器(肺)への効果が期待できる漢方成分「アマドコロ」なども含まれているのが「sunao(スナオ)」の“アンドシロップ”です。
アンドシロップは、肌の保湿、保護が期待できる成分をふんだんに使用しています。コラーゲンやヒアルロン酸が、水分を抱え込んでキープ。セラミドが水分をはさみ込んでキープ。アマドコロエキスと黒糖が水分をつかんでキープ――というように、多方面からの保湿を網羅しているのです。
そして前述したアマドコロは、肺を潤す力が強いといわれているほか、滋養強壮美肌(シミソバカス)に効くともいわれており、優れた抗酸化力があります。
洗顔後のスキンケアだけでなく、くちびるやヘア、ネイルなど様々な場所に使用が可能。乾燥が特に気になるこの季節、バッグにも忍ばせておきたい1本です。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
@takako_nabekawa