先週に引き続き、新年に向けた特別企画をスタート! 美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介します。
今週ピックアップする肌悩みは「目の下のたるみ」「眉間のシワ」「こめかみのシミ」。
本日は「こめかみのシミ」編です。肌トラブルの要因と、ケアにおすすめのアイテムを知り、新年に向けて、内外からのケアで肌悩みを一掃させましょう!
>フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
油や糖の生まれ変わりが
こめかみのシミやシワに……
目の両サイドは、脂肪の消化に関わっている「胆嚢」のゾーン。こめかみから額の両端は同じく脂肪の代謝に関わっている「膵臓」のゾーンです。こめかみなど顔の側面は、シミや色ムラ、ホクロができやすいところ。年配者のこめかみには大きく盛り上がったシミがよく見られます。
胆嚢は脂肪を消化するための胆汁をストックする臓器で、肉などの動物性脂肪はたくさんの胆汁を必要とします。膵臓も同じく脂肪を代謝するという役目を担っているため、油っこいものを食べ過ぎ、油の代謝がうまくいっていないと、体内で処理できずに胆嚢・膵臓のゾーンにトラブルとして出てきます。さらに動物性脂肪は、このゾーンの皮膚を硬くして深いシワや盛り上がったシミを作り出します。
もうひとつの要因は白砂糖。バナナの皮にできる黒い斑点を「シュガースポット」といいます。あの黒ずみは糖分が集まったもの。フェイスマップでは、日頃から白砂糖を摂りすぎている人が日差しをあびるとシミができるととらえ、顔の側面にシミが目立ってきた顔を「シュガーフェイス」と呼びます。摂りすぎた白砂糖を排泄するために、膵臓ゾーンの付近に盛り上がったシミやホクロ、複数の色ムラを作ってしまうのです。
顔の側面にシミのサインが出ていたら、生クリームやラード、牛脂、牛肉、フォアグラ、あんきも、サラミなどの動物性脂肪を控えましょう。血糖値を急上昇させる精製した白砂糖、ガムシロップ、人工甘味料、コカコーラ、缶ジュース、チョコレートやアイスなど甘いお菓子も同様。お米も白より黒、未精製の玄米がベター。おやつには低糖のスイーツを! 贅沢なものは控えて、たまねぎや大根などの野菜をたっぷり摂る日を、徐々に増やしていくことから始めるのも良いかもしれません。
Recommend Item
顔の側面にできるシミは角質も硬くなっていて頑固なので、シミのアプローチに特化した製品の中でも、硬い角質をほぐしながら美白してくれるものを選びましょう。最強の美白成分といわれ、美容皮膚科でも処方されている「ハイドロキノン」を高配合しているものがベスト。
「AMPLEUR(アンプルール)」の“ルミナスHQブースター”は、前述した「ハイドロキノン」とハリを出してくれる「レチノール」をハイブリッドで配合。酵母エキスやハトムギ発酵液などの数種類のエキスが、古い角質を柔らげて、蓄積ダメージをリリースしてくれます。さらに、固くごわつきがちな角質層にも美容液成分をいきわたらせる「メラブライトデリバリー」効果も。
このブースターと、“クリアコンセントレート HQショット”のダブル使いで、シミとの決別を。2003年のブランド創設以来、様々な概念としての「美白」を追い求めてきたアンプルールが、史上最高のブライトニング力と謳っている美容液がこちら。ハイドロキノンとレチノールのほか、「ビタミンC」や「NMN」など、攻めの武ライトニング成分が配合。ハードジェルのテクスチャーがまるでパッチのように肌に密着し、睡眠中、シミにダイレクトにアプローチします。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
@takako_nabekawa