今週からは、新年に向けた特別企画をスタート! 美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介します。
記事は全部で12回。額のニキビ、眉間のシワ、マリオネットラインなど……肌のお悩み別にお届け。肌トラブルの要因と、ケアにおすすめのアイテムを知り、新年に向けて、内外からのケアで肌悩みを一掃させましょう!
今週ピックアップする肌悩みは「額のニキビ」「あごのニキビ」「目の下のクマ」。本日は「目の下のクマ」編をお届けします。
>フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
目の下のクマの表れは
血液の質の低下?!
皮膚が薄くクマができやすい目の下は、「腎臓」のゾーン。目の下にクマがあるからといって「私は腎臓病なの?」と慌てないで。腎臓は尿を作るだけでなく、血液を濾過してきれいにし、血圧を安定させるなど、血液の質に関わります。目の下は皮膚がもっとも薄く毛細血管が透けて見えるエリア。そのため、目の下には血液の質や流れが影響しやすいのね、くらいに受け止めてくださいね。
そして“肝腎要”というように、肝臓と腎臓は血液バランスの調整という大役を果たしています。クマは血液の問題のサイン。睡眠不足でクマができるのは、血液を作り出す肝臓と、血液の質を整える腎臓の働きがうまくいっていないからです。
さらに、クマの色によって、原因もさまざま。赤みがかったクマは、貧血の人に多いとされています。血液中の赤血球が足りないために皮膚の透過性が上がり、皮膚の下の筋肉が透けたり、毛細血管の拡張が透けたりしているのです。
黒ずんだクマは、ポテトチップスなど塩味の強いスナック菓子やロースト・ベークされた塩気の強い食品の摂りすぎによる疑いが。現代は天然塩ではなく精製された塩を使っている場合が多く、それが腎臓と膀胱に負担をかけて黒ずんだクマを作りやすいのです。減塩醤油なども、精製塩を使っているので要注意。昔ながらの製法でつくられた醤油がベターです。
紫がかったクマは白砂糖、動物性脂肪、薬品、化学物質の過剰摂取で起こっている可能性があります。
目元のクマに対処するには、質のいいピュアで新鮮な水をこまめに飲むこと! 体内をクリーンに保ちましょう。そして精製された食塩はNG。天然塩を選んで、かつ摂りすぎには充分に注意。質のいい睡眠を得る工夫も、クマのケアには欠かせません。
Recommend Item
クマが気になるときは、血流を強化・サポートするコスメを取り入れて。血管からアプローチするエイジングケアは、目の周囲や目の下のクマなどを総合的に解決してくれます。
「a.o.e organiccosmetics(エー・オー・イー オーガニックコスメ)」の“UNDER EYE MASK”は、シート状になっているアイマスク。ハイドロゲルという、コンタクトと同じ組織でできているので、24時間経ってもプルプル質感をキープ。一晩中つけていても、潤った状態で美容成分を届け続けてくれ、寝て起きたときには肌にハリが出て、シワも目立たなくなっている、という驚きのアイテム。
3種類ある中の「CIRCULATION」は、トウガラシ果実エキスやクダモノトケイソウ果実エキスという、血流や血行を促進する成分が入っているので、目元のクマ、くすみ、むくみの改善が期待できます。リモートワーク中に貼って、“ながら美容”もおすすめです。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
@takako_nabekawa