先週に引き続き、新年に向けた特別企画をスタート! 美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介します。
今週ピックアップする肌悩みは「目の下のたるみ」「眉間のシワ」「こめかみのシミ」。
本日は「目の下のたるみ」編です。肌トラブルの要因と、ケアにおすすめのアイテムを知り、新年に向けて、内外からのケアで肌悩みを一掃させましょう!
>フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
目まわりのトラブルは
体内の水分量の乱れ
目の下のたるみや深いシワ、目袋(アイバック)は、クマ同様「腎臓」のゾーン。腎臓は血液をろ過し、尿を作って老廃物を排出し、体液のバランスを整える臓器です。クマと違うのは、「体内の水分量が影響している」ということ。特に、目の下にたるみが表れていたら、体内での水分貯留やむくみ(浮腫)を物語っています。私達の身体は年齢とともに水を循環させたり排出させる働きが弱くなり、目の下のむくみとして表れるのです。
目の下から頬骨にかけてのエリアに目立った凹みがあるなら、脱水のサインかもしれません。目の下の皮膚が紙のように薄く乾燥しているときも、体内の水分が不足しているSOSです。くぼんで暗い場合は慢性的な脱水症状かもしれません。目の下と目の周囲が病的に黒ずんでいる場合には腎臓疾患が疑われるので、医師の診察を受けてください。
体内の水分量以外に、メンタルの影響が出ることもあります。東洋医学では腎臓をそれ単独ではなく副腎や生殖器までを含む「腎」としてとらえ、「腎」の弱まりには“恐れの感情”が関係していると説いています。先を心配して恐れすぎると「腎」が弱まり目の下にトラブルが出やすいというわけですね。
目の下のたるみや凹み対策には、まずは上質な水を摂取することです。水道水や浄水器の水ではなく、カリウムが含まれる天然水やミネラルウォーターに変えること。体内の水のバランスがナトリウム過多になると、浸透圧によって細胞がむくんでしまうので、カリウムを補うといいでしょう。
また目頭の横がどんより黒ずんで深いシワになっている場合は、過度なストレスによる副腎ホルモンの消耗もあげられます。昨今問題になっている副腎疲労(アドレナルファティーグ)の可能性もありますので、ストレス過多な生活を見直しましょう。副腎に負担となるカフェイン(コーヒーやエナジードリンクなど)の飲み過ぎにも要注意。
積極的にとりたいのは、昆布やワカメ、ひじき、海苔、めかぶなどの海藻類。ミネラルが豊富で血液や体液をきれいにしてくれます。十分な睡眠をとったり健康的な食生活を送るなど、日々のライフスタイルを見直すことも大切です。
Recommend Item
目の下のたるみや目袋のケアには、薄く菲薄化してきた皮膚の弾力を高める効果にすぐれ、眼輪筋などの筋肉へのアプローチができるアイケアを使いましょう。
「ポーラ」のアイクリームは、独自の「3Dビルドアップ処方」で感触が3段階に変化。コクのある伸び広がりから始まり、溶け込むように肌に浸透。最後は肌にぴったり密着し、うるおいによるハリ感を与えてくれます。
さらに、ポーラ独自の研究により、加齢にともない眼輪筋が線維化すること、そして眼輪筋が線維化すると、筋肉が本来持つハリが失われ、目もとのくぼみ・たるみなどにつながることを発見。その線維化した組織にアプローチすることにより、目もとの体幹の改善が期待できるのです。
目元は顔全体の印象に影響を与える大切な部分。丁寧にケアしてあげましょう。目頭からこめかめに引き上げるストロークで眼輪筋をほぐすように、マッサージをしながら塗ることがおすすめです。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
@takako_nabekawa