美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介する本企画。いよいよ最終週です!
今週ピックアップする肌悩みは「顔のむくみ」「口元のたるみ」「人中・鼻下の伸び」。最終回となる本日は「人中・鼻下の伸び」編です。
フェイスマップを通して、肌のお悩みは顔の上だけでなく、臓器や心、体の状態と関わっていることがわかります。すべてを一度に直そうとするのではなく、まずはこれ、という1箇所からでも良いので、年末の少し時間があるとき、そして新年の目標として、自分の肌や心身と向き合ってみてくださいね。
>フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
女性ホルモンを整えて
人中・鼻下のトラブルを解決
人中とは、鼻と口との間にある縦の溝のこと。人中が短く上唇がきゅっと上向きになっている顔貌はアイドル顔ともアヒル口ともいわれ、顔が引き締まって見えます。フェイスマッピングでは、鼻下エリアは子宮・卵巣のゾーンで、生殖能力の兆候を示しています。深い人中は生殖器官の強さと生殖能力の高さを表します。人中を観察してみて溝が浅かったり幅が狭かったり、鼻下がたるんでいる場合には、子宮・卵巣の衰弱のサインです。
人中を横切るような水平線が出ている場合には、更年期障害の可能性があるといわれています。人中が変色しているときは、子宮と卵巣からのSOSで、閉経や生理痛などの婦人科系の不調が疑われます。赤みは炎症の兆しで過剰出血または感染症の可能性があります。また人中のエリアに口ひげが生えてくるようなら、子宮・卵巣の機能低下が予測できます。
気をつけたいのはチーズやバター、生クリームなどの乳製品を摂りすぎること。乳製品による粘液は子宮や卵巣に付着し、負担となり、それが生殖器ゾーンに吹き出物や赤みなどのトラブルとして現れてくる可能性があります。人中が短く上唇がきゅっと上向きになっている顔貌を目指すためには、まずは乳製品を控えること。そして中医学では生殖器と関連している「腎」のエネルギーを取りいれるといいとアドバイスしています。
インナーケアでは、女性ホルモンを整えるハーブやサプリ、漢方素材をとりいれて。アスパラガスラセモサの抽出物であるシャタバリは、アーユルヴェーダでは女性生殖器の衰弱、全身の精力減退、更年期に役立つとして推奨されています。大豆イソフラボン代謝物のエクオールは更年期症状、骨、肌の老化に対する効果が認められています。漢方に用いられるナツメやクコの実なども女性ホルモンの働きをサポートしてくれるのでおすすめです。
Recommend Item
スキンケアも同じような視点で、女性ホルモンの働きを担ってくれる植物成分をぎゅっと凝集させたものを取り入れましょう。
「NEROLILA Botanica(ネロリラ ボタニカ)」の“ビューティーセラム”は、化粧水とオイルが2層式になった美容液。3種類あるうち、 “ドリーミング”は女性の複雑な肌と心に寄り添うハーブをブレンドしています。
配合されているのは、“太陽の薬草“とよばれ、落ち込んだ心に光を当てて気分を上げてくれると言われているセントジョーンズワート。他にも紫根や月見草など、肌と心に明るさを与えてくれる植物エキスがたっぷり。黄くすみをケアしてくれ、お肌をふっくらと仕上げてくれます。ラベンダー、ネロリ、ホーリーフなどをブレンドした香りに、心身も癒されて。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
@takako_nabekawa