AMARCのYouTubeチャンネル「AMARC CHANNEL」にて公開している、美容ジャーナリスト・天野佳代子さんをゲストにお迎えしたコンテンツの番外編! YouTubeではピックアップしきれなかったお悩みに、天野さんにお答えいただきます。
本日お届けするお悩みは「アイライナーをうまく引くことができず、かえって目が小さくなってしまいます……」です。

<中、下>インウイ アイライナーリキッド(01 ナチュラルブラック、02 ナチュラルブラウン)各¥4,400※8月21日発売予定/資生堂お客さま窓口 ➿0120-81-4710
年齢を重ねていくと、まつげの量が減り、まつげとまつげのすき間があいてきてしまいます。さらに、黒目が小さく見えてきてしまう、なんてことも。その結果、目力がどんどんなくなってきてしまうのです。そんな悩みからか、漆黒のような色のアイライナーで、ラインを太く入れてしまう方が多くいらっしゃるのですが、それは逆効果。縁だけが強調されて、目そのものが小さく見えてしまいます。
そんなお悩みを解決すべく、今回は、“天野佳代子流! 大人のアイライナーの引き方”をお伝えさせていただきます。
1.ビューラーでまつげをあげておく
まつげとまつげのすき間がよく見えるように、まつげを上げておきます。
2.垂直にペンを持って、まつげとまつげの間の隙間を点でうめていく
“リキッドアイライナー”を使って、点を打つように、ペン先を使ってすきまをうめていきます。そうすることで、まつげが密集しているように見せることができます。
3.ペンシルアイライナーで粘膜を埋める(インラインを引く)
利き手の反対側の手でまぶたを持ち上げ、鏡を見たときにまぶたの粘膜が見えるようにセット。“ペンシルアイライナー”で粘膜にラインをひいていきます。インラインをひくことで黒目が大きく見え、目力がアップします。粘膜は湿度が高いため、しっかり密着し、かつ、優しい力でスッと引くことができる、ペンシルアイライナーを使うことがおすすめです。
4.ペンシルアイライナーでまつ毛の上にラインを引く
3と同じペンシルアイライナーを使い、まつげのすぐ上にラインをひいていきます。陰影ができ、目がパッチリして見えます。目尻を少し太めにすると、より影が強調されます。リキッドよりもペンシルを使う方が、フワッとした発色になり、影を作ることができるので、ナチュラルに目元に仕上がります。
5.下のまつげは淡いいろで
年齢を重ねるほど、下側の粘膜があらわになりやすいので、濃い色を使うとそれが強調されてしまいます。そのため、下側は特に淡い色で、本当にうすーくすき間をうめたあと、ぼかして、自然な影を作っていきます。
6.マスカラを忘れずに
マスカラをつけることで、生え際が太い、という錯覚をつくることができ、アイライナーも目元になじみます。上下ともに、マスカラは忘れず!
アイライナーの選び方ですが、まずは「濃い黒」は選ばない、ということ。自分の瞳に合うカラーを選ぶことがおすすめ。じつは、日本人の瞳の色も、まっくろではないのです。あとは、「適度な太さがある」ものを選びましょう。アイライナー=細いものが良い というイメージもあるのですが、リキッドもペンシルも、適度な太さがあった方が点を打ちやすく、年齢を重ねて目のお肉がかぶってしまっても、ラインがきちんと見えるからです。
私が使っているのは、「CLIO(クリオ)」の“エクストリーム ジェルプレッソ ペンシル ライナー”。YouTubeで長井かおりさんに教えていただいてから使い続けています。特に、“04 グレー ブラウン”は、ブラックでもブラウンでも表現できない絶妙なカラー。抜けを出しつつ、目元を引き締めてくれます。本当にソフトなタッチで描けるので、粘膜にも引きやすい!
リキッドアイライナーでぜひおすすめしたいものが、「inoui(インウイ)」の“アイライナーリキッド”。カラー展開は“01 黒目をより引き立てるナチュラルブラック”と“02 茶目をより引き立てるナチュラルブラウン”の2色で、どちらもおすすめ。01は「ブラック」という名前ではあるのですが、まさに、グレーブラウンのようなニュアンスカラー。CLIOの04番と色味が近く、相性ばっちりです。02はもう少し赤みが強い印象。インウイは筆が太めの設計になっており、かつ、どちらの色も透明感があって瞳と肌を繋いでくれるので、ペンシルではまつげの上のラインを引くのが難しい、という方は、このアイライナーで試してみるのも良いかもしれません。そして、ヒアルロン酸やコラーゲン、スクワランなどの保湿成分のほか、まつげの育毛成分が入っているので、まつげケアも同時にかなえてくれます。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile

天野 佳代子
美容ジャーナリスト
『美的』創刊当時からのエディターを経た後、『美的GRAND』編集長を経て、現在はフリーランスとして活動。各雑誌媒体に出演及び執筆を通して大人の美容法を紹介。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」ための美容法を紹介して好評。毎週土曜及び第1・3水曜20時配信予定。年齢不詳な美肌がTV番組『マツコ会議』ほかで話題になり、初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』は大ヒット中。
@kayoko_amano0212