
表参道駅から横道に入り、日当たりの良い静かな場所に、イザベル マラン表参道はあります。レモンイエローの色が、南仏のようでもあり、彼女が物作りをよくするインドのようでもあり。どうしても道路が狭く、隣の建物とあまりに近い日本の建造物で難しいのが、壁を生かし、壁を見せること。このショップは、遠くからでもアイコニックなエントランスが見え、その分ワクワクが長く続きます。
2階に上がると、リラクシングでウェルカミングな。まるでリビングのようなスペースに、コレクションラインが並んでいます。誰かのセカンドハウスで、プライベートなゾーンに進むような心安さで奥に行くと、エントランスの、光が溢れる空間とも違う、影がしっかり際立つ角、角にエトワールが。コットンやリネンと言った、もっとプライベートな素材が中心のセカンドコレクション。

この配置、プレゼンテーション。どこを切り取っても美しく、気持ちが行き届いている感じ。
イザベル マランの服や小物にも、そのメッセージが映されています。だから、彼女が見てきた景色や、気がついた香りを感じたくて、必ずシーズンに1枚は経験します。
随分前に購入した、ほとんどが手仕事によるジャケットも、AMARCのメッセージを伝える動画で着ていたセットアップも。きっと全く興味を失うことなく、私のおしゃれの近くにいるのかな、と思います。
服そのもの、だけでなく、たくさんのアイデアをピックアップできる場所です。お近くにいらっしゃる際は、是非、ストップバイしてみてください。
私の家ではないのに、寄っていって、と声をかけてしまう理由がきっと見つかります。

STYLING ITEM
カットソー/アカネ ウツノミヤ
スカート/ドゥロワー
バッグ/マルニ