Blog大草直子の毎日AMARC
先日、天王洲で開催されている、シャネルのマドモワゼルプリヴェ展に行ってきました。「マドモワゼルプリヴェ」とは、パリのカンボン通りにある、彼女のクリエイションスタジオに掲げられた言葉。
プリヴェは、英語で言うプライベート。自分の空間、才能が生まれる場所。自信を取り戻し、新たなビジョンを整理するスペース、みたいな意味だったのでしょうか。
いつでも新しく、いつでも革新的なオートクチュールのエスプリ。
自身のラッキーナンバーだった“5”を冠した伝説的なフレグランス。
1932年にデザインした、ダイヤモンドジュエリー。
誰もが難しいと思っていたこと。もしくは考えもつかなかったアイデア。虚像ではなく、リアルに生きようとしたデザイナーであり、着手であり、そしてクレバーな仕事人であったシャネルの、3つの世界観を、ここでは見ることができます。
黒を日常に着ることや、日焼けを楽しむこと。男性と肩を並べて、精一杯働くこと。今、私たちが享受している普通のことの中には、シャネルが始めたことがたくさんあって。もちろん、最初は眉をひそめられるようなこともあったかもしれないけれど、その勇気と決断力、未来を見る確かな目に感動しかない!
展示されている全てのもの、しつらえは素敵すぎて、夢のようであったのだけれど、先に述べたような、シャネルによって解禁されたことは、全部、実は私が好きなこと、目標にしていることであり。バッグや靴や、フレグランスや服を通す前に、既にシャネルのエスプリに触れている、ということがわかった展示でもありました。そんなデザイナー、ほかにいるでしょうか。
そして、予約開始後すぐに満席になった、というワークショップ(既に受付終了)にも参加。2週間毎に内容が変わるワークショップ。この日は、シャネルのアイコニックなモチーフを22金の金箔を貼ることで表現する、というもの。カメリア、ライオン、コメットの3種類から選びますが、迷うことなく、獅子(ライオン)を。そのためにパリから来日した職人さんにご指南いただきながら、こんな感じでできあがりました♡ あああ、絶対に再訪しよう。とっても楽しかったし、とってもインスパイアリングだった!
1人の女性の圧倒的な才能と、ビジネスマンとしての強さ。女性ならではの繊細さに触れに、是非行ってほしい!
入場は無料。最後にはキャンバス地のポーチを頂けて(笑)。とにかく、デザイナー、シャネルの美意識を知ってもらいたい! の一念であることがわかります。豊かで心が揺さぶられる1日でした。あ、12月1日までです!
昨日はシステムに不具合があり、ブログが更新できずごめんなさい!
〜お知らせ〜
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