週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
え、ビーツ?そうなんです。国産の旬が6月下旬から7月だから。
私が子供の頃は見たこともなかったけれど、今はあのピンクが人気ですよね。
濃いめのピンクはポリフェノールによるもの。ビタミンCも豊富で、ビタミンB群の葉酸も多く含みます。葉酸は胎児の発育に欠かせないと言われる栄養素ですから、妊娠初期の方は特にぜひ。
ただ、生だとちょっと独特な土臭さが苦手と言う方も。私は見つけたら、ゆでて甘酢につけています。こうしておくと、土臭さも感じず、サラダのトッピングや、じゃがいもの冷たいスープに加えてピンクにしちゃうのもカンタン。漬け地の甘酢がピンクになるのをいかして、ピンクのゆで卵をつくったり、新生姜を紅ショウガにしたりしています。
今はスーパーにもあるので、見かけたらぜひ。
ビーツの甘酢漬け
【材料(作りやすい分量)】
・ビーツ 2個
・塩 小さじ1/2
【調味料ほか】
甘酢(酢 150ml、キビ砂糖 大さじ5(上白糖の場合、大さじ4))
【レシピ】
1.ビーツは皮ごとキレイに洗って鍋に入れ、かぶるほどの水を入れて、塩を加えて、丸ごとゆでる。完全に火が入るまで、20分ほどかかる。ざるにあげ、人肌に冷めたら、皮をむいて、4~5等分に切り、保存容器に入れる。
2. 甘酢の材料を小鍋に入れ、中火にかけてきび砂糖を完全に溶かし、熱いまま、1に注ぎ入れる。冷めたら冷蔵庫へ。冷蔵庫で10間保存可能。
※まな板やいろんなところにピンクが飛びます。すぐに拭けば大丈夫です。でも白いシャツは要注意(笑)
Naoko’s comment
ビーツを使った、ボタニカルダイのTシャツを着ながら、このコメントを書いています(笑)。そうなの、実はビーツ苦手でした。栄養価が高いのは知っていたのですが。甘酢、漬けてみます!
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この6月には新刊「台湾オニギリ」(主婦の友社)を刊行。台湾の“ごはんもの”レシピがずらっと並び、お子さんと作れる“新しいオニギリ”が楽しい本。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko