週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
まだ残暑が続きます。旬の真ん中で、お値段もかわいくなったイチジクをたっぷり使って、自家製のアイスクリームはどうでしょう?
無花果と書くのは、花が咲かずに実がなるように見えるからとか。ローマ時代の壁画にもあるイチジクは、かなり昔から食べられていた果物で、1万年以上も前から栽培されていた?と言われています。甘みが強く酸味控えめの優しい味なので、スイーツだけでなく料理にもよく使われます。私も白和えにしたり、てんぷらや、サラダ、白みそを添えた前菜にも。
今回は、お砂糖はナシ、イチジクの甘味だけで作ります。好みで、はちみつやメープルシロップをかけて、どうぞ。
イチジクのアイスクリーム
【材料(作りやすい分量(3,4人分))】
・いちじく 3個
*生クリーム 100ml
*プレーンヨーグルト 大さじ3
【レシピ】
1.冷凍可能な保存容器に、皮をむいたイチジクを入れて、適当につぶす。(大きさが均一にならないほうがよい。つぶしすぎないほうがよい)
2.1に*を加えて、ざっくりまぜ、ラップをぴたっとかけて、上からアルミホイルをかぶせて、冷凍庫に2時間入れる。一度取り出して、全体をまぜる。
3.同様に、ラップ、ホイルをかけて、さらに6時間固める。
※ステンレスの容器で作ると早めに固まります。
※甘さがかなり控えめなので、物足りない方は、はちみつやメープルシロップをかけて。
Naoko’s comment
美味しそう! 酸味と甘味が絶妙そうで、好みな味の予感♡ それだけじゃなくて、器も素敵。オリエンタルな深鉢にアイスクリーム、なんて美しい組み合わせ。
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この6月には新刊「台湾オニギリ」(主婦の友社)を刊行。台湾の“ごはんもの”レシピがずらっと並び、お子さんと作れる“新しいオニギリ”が楽しい本。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko