Everyday happy大草直子の毎日AMARC

2021.05.17

自分のため、のマディソンブルーのLBD

「今はドレスアップする機会もないし」と、購入を迷っていたマディソンブルーのドレス。ミニマルでシンプルで。けれど、1枚で完成するシルエット。まさに、大人のためのLBD。そう、リトルブラックドレスです。装飾の少ない黒のドレス。ココ シャネルが生み出した言葉、と言われています。

迷って迷って買いました。届いたのは、今年の春の初め。髪をタイトにまとめ、華奢なヒールでディナーに、もきっと素敵だけれど、普段にどんどん着ています。写真は残念ながらないのですが、まだ寒い時は、厚手のカーキのミリタリーブルゾンにコンバットブーツと。今は、こんなふうにシンプルに。この日、特にスペシャルな予定があったわけではありません。AMARCのスタッフと長い打ち合わせ、コーディネート、インスタライブなど、気心の知れた大好きな仲間たちとの仕事。

誰かに会うから、このレストランに行くから。ドレスアップが必要なイベントに呼ばれているから。1年前からお休みしている、こうしたさまざまなことは、もちろん特別なおしゃれをする、素晴らしい機会ではあったけれど。おしゃれはそもそも、真っ先に「私のため」で良いはず。心地良い素材、自信がもてるシルエット、感性を揺らす美しい色。まずは、自分をtreatする=大切にする ために服を着て、バッグや靴を選べば良いのかな、と思っています。

このマディソンブルーのドレスを選んだ朝。軽く髪をブロー。あまりウェットにし過ぎず、風が通るくらいのニュアンスに。色、ではなく印影をつけて表情に「意志」を。あくまで普段の自分だから、ティントタイプの深いベージュのリップを選びました。

全ては、誰かのためではなく、自分のために。

しなやかなウールリバーの黒は、今の私の年齢や気持ちに軽やかにフィットし、仕草はどこか少ししなやかになり、何よりずっと、最高に幸せ。

さまざまな価値観や景色が変わった今、おしゃれの意味やあり方は、着る人に主導権があって良いのです。

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