Blog 大草直子の毎日AMARC
一人でいることを極端に怖れるこの社会の中で生きていると、結婚は誰にとっても頭をよぎる大きなトピックでしょう。私たちの多くは、愛する人と安定した人生を送るために結婚をして、経済的な安定やスイートホーム、可愛らしい子ども達を手に入れて、安心するのです。
でも不思議なことに、遅かれ早かれ、その安定した生活に物足りなさを感じ始める人も多くいます。だから、他の人に目移りしたり、セックスレスになったり、もうほぼ夫婦間で会話もなくなってしまう人たちが山ほどいるのです。昔、二人の間にあった情熱は消え、新鮮さもなくなる。そう、刺激が消えてしまったのです。人間というものは欲張りな生き物で、安定と刺激、どちらかが欠けると途端に不安になってしまう。特に女性は、妻や母になりすぎると、「自分」という人間を失ってしまうし、結婚して子供もいるのにキャリアばかりを追い続けると、家庭に問題が出てしまうこともある。そのバランスを取ることって本当に難しいですよね。
私にもその答えは、はっきり見えていませんが、54年間一緒にいる私の両親を見ていて思ったことを書きたいと思います。
1. パートナーシップは、お互いに期待しすぎず、妥協することも必要だということ。
2. お互いの役割(これは二人の間で決めれば良いこと。決まりはありません。)を全うすること。
3. 愛は違う形に変わっても、お互いに対するリスペクトを失わないように努力すること。
4. 二人で楽しむことの他に、個々で楽しむ趣味、人間関係を持つこと。
5. 一緒に住んでいても、それぞれの生活ペースとスペースを持つこと。
私が、両親を見ていて思うことは、二人で一緒に旅行している時も、父はゴルフや友達との飲み、母はたくさんの趣味や友達とのお茶会をしている時も、子ども達や孫達とみんなで一緒にいる時も、いつでも彼らが、とても楽しそうだということ。そんな理由から、何が正解かはわからないけれど、きっとこの二人は刺激と安定のバランスをとる術を見つけたのだなと思うのです。
Profile
Yoko Concepcion Okusa
2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_